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3499. 丘の上のスピーチと不思議な赤ちゃん


時刻は午前八時を迎えた。空がダークブルーに変わりつつあるのが見える。

ここ最近は早朝から雨が降っていたり、空が雲で覆われていることが多かったため、日の出の時間がよりいっそう遅く感じられていた。今日も確かに快晴ではないが、雲の量が少ないためか、この時間帯でも空がダークブルーに変わりつつある姿を眺めることができる。

先ほどは、今朝方の夢の一つを思い出していた。実はその後にもいくつかの夢が続いていた。

一つ一つの夢を順番に思い出しながら、想起できる限りのことを書き留めておきたい。このように、想起できる範囲のことを可能な限り全て書き留めておくことが、夢の想起力を高めることにつながっていると実感している。

二つ目の夢の中で私は、ある開放的な丘の上にいた。その場所はアメリカのどこかの町の郊外のようだった。

その丘はある大学が所有しているものであり、丘の頂上から眺める景色はとても素晴らしい。私は丘の頂上に登り、そこから街全体を眺めた。

どこからか、優しい風が吹いてくる。空を見上げると、太陽が輝いている。

太陽の光を浴び、穏やかな風を感じながら、私はぼんやりと街の風景を眺めていた。すると、丘の上に多くの学生がぞろぞろと集まり始めている姿を見た。

私のそばを一人のアメリカ人の女子学生が通ったので話を聞いてみると、何やらこれから卒業式の予行練習があるらしい。どのような式なのか気になったため、私も予行練習に参加することにした。

丘の上に、無数の学生が円を描いて立っている。円の中心には、四人の学生が等間隔で立っており、彼らの並び方も小さな円の形をしていた。

そこから同心円状に、数多くの学生が無数の円を作っていた。私は円の中心に行き、四人の学生が何をしているのかを見に行った。彼ら四人は学生の代表らしく、そのうちの一人がこれからスピーチをするらしい。

彼女はゆっくりとスピーチを始めた。彼女のスピーチはとても感動的であり、特にスピーチを締めくくる部分は私の心を打った。

周りを見ると、同心円状に並んでいる数多くの学生たちも、感動の涙を流していた。スピーチが終わり、丘の上に再び優しい風が吹いた。

人生の出発と終わりに関する話。彼女のスピーチは、それをテーマにしたものだったように思う。

そこで夢の場面が変わった。三つ目の夢の場面では、私は一つ目の夢の場面で出てきた城の中にあるレストランにいた。

レストランの丸テーブルの一つの席に座っていると、赤ちゃんを抱えた男性が私の隣に座った。彼はオランダ人かドイツ人であり、赤ちゃんの父親のようだった。

赤ちゃんの父親:「ここいいですか?」

:「どうぞどうぞ。赤ちゃん可愛いですね〜」

赤ちゃんの父親:「ありがとうございます。この間生まれたばかりなんです」

私は赤ちゃんを抱っこさせてもらい、料理が運ばれてくるまで男性と会話を楽しんでいた。

:「あれっ、この赤ちゃん・・・」

赤ちゃんの父親:「どうしましたか?」

:「いや、先ほどまで読んでいた歴史の教科書の写真で見たような・・・」

赤ちゃんの父親:「えっ?」

:「ほら、やっぱり!」

私はそのように述べると、何度も繰り返し読まれたボロボロの歴史の教科書の真ん中あたりのページを広げ、それを赤ちゃんの父親に見せた。

赤ちゃんの父親:「なんて書いてあるんですか?」

:「この赤ちゃんは特殊な体質を持っているようです。一見すると免疫疾患か何かに思えるのですが、それは病気ではなく、実際は途轍もない能力のようです」

私は赤ちゃんの父親にそのように述べ、再び抱きかかえている赤ちゃんの顔を見た。男の子のその赤ちゃんは、そっと私に微笑んだ。フローニンゲン:2018/12/9(日)08:26

No.1469: Time for a Celestial Dragon to Rise

It suddenly started to rain half an hour ago, but now it stops.

I want to celebrate the beginning of a new day. Groningen, 07:48, Monday, 12/10/2018

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