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3497. 土曜日の夜より

December 10, 2018

時刻は午後の七時半を迎えた。ちょうど今、夕食を摂り終えた。

 

天気予報の通り、夕方からは雨が止み、そのタイミングを見計らって近所のスーパーに買い物に出かけた。今日も作曲理論をひたすら学ぶ一日であった。

 

午後にふと、勉強をしていてたまらない幸福感に包まれるというのは、発達理論を学習していた時以来の事かもしれないと思った。確かに、学習には常にある種の幸福感や喜びが伴うが、ここまで強烈な幸福感や喜びを味わえるのは作曲理論の学習以外にないかもしれない。

 

それほどまでに、日々作曲理論を学習することの中に充実感を見出している自分がいる。そうであるがゆえに、今日も相変わらずに、一日のほとんどの時間を作曲理論の学習に費やしていたのだと思う。

 

明日は予定通り、午後から長時間に及ぶ座禅を行う。長時間と言っても五時間ほどの時間である。

 

ここ最近そうした長さの時間を座る際には、ほぼ必ず知覚変容が起こり、様々な気づきや発見が得られる。それらは特殊な意識状態の中で得られるものであるから、通常の意識状態を通じて解釈すると、荒唐無稽に思えるかもしれない。

 

だが、私たちの通常の意識状態には知覚されえぬ認識世界が存在していることは忘れてはならないだろうし、座禅瞑想などを通じて意識の状態が変容すれば、そうした認識世界にアクセスできることも忘れてはならない。

 

先ほど夕食を摂りながら、芸術教育を考える際に、ないしは芸術的知性の発達を考える際に、霊性は不可欠な要素であると思った。なんとかしてその観点を真正面から取り上げるような研究をしていきたい。

 

そのためには、諸々の領域の知見を組み合わせていくことが必要であろうし、芸術教育に関する主要な論点と霊性を架橋していく発想が求められるだろう。そうしたテーマであれば、何か論文を執筆するに値するという考えが芽生えてくる。このテーマを温め続け、少しずつ考えや方向性を洗練させていこうと思う。

 

今日は夕方に、ラヴェルの楽譜を二冊購入した。以前から購入しようと思っていた楽譜を本日ようやく購入することができた。

 

フランスを代表する作曲家は数知れないが、今のところフォーレやドビュッシー、さらにはエマニュエル・シャブリエの楽譜はすでに所有していた。今、書斎の中にはラヴェルのピアノ曲が鳴り響いていて、それを聞くたびに、昨年の冬に訪れたオッテロー村の記憶が蘇ってくる。

 

その時私は、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園とクレラー・ミュラー美術館を訪れるために、オッテロー村のホテルに宿泊していた。そのホテルの自室でラヴェルのピアノ曲をずっと聴いていたことを思い出す。

 

とても些細なことだが、ホテル近くのスーパーで夕食のサラダを購入した時、そのスーパーには無料のプラスチック製のフォークやスプーンがなく、ホテルの自室でラヴェルの音楽を聴きながら、素手でサラダを食べていたのを思い出した。二年前の夏にスイスのニューシャテルとパリに旅行に出かけた際に、オーダーメードの箸を携帯していたように、今後の旅行には箸を持っていく必要があるかもしれない、とサラダを素手で食べながらふと考えていたことも思い出す。

 

今回、そうした思い出の詰まった曲のいくつかが収められた楽譜を購入することができた。二冊の楽譜が到着するのはクリスマス頃になるだろう。それは私にとって嬉しいクリスマスプレゼントになる。

 

ここからはしばらく楽譜の購入を控えたいと思うが、ロシアの作曲家の作品についても関心があるため、来年をめどにロシアの作曲家の楽譜も購入したい。フローニンゲン:2018/12/8(土)19:40

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