早朝、起床してすぐに、いつものように一日分のお茶を入れた。その時、ティーバッグに付されている言葉を見ると、「人は誰しも賢明に生まれ、かつ完全な存在として生まれる」と書かれていた。
確かに、私たちは誰しも生まれたその時点における最大の賢明さと完全さを持っていると思うが、上記の言葉を表面的に捉えてしまうと、人間は発達していく生き物であるという点がないがしろにされてしまう。賢明さにも完全さにも深さがあることを忘れてはならない。
そして、私たちは発達のプロセスにおいては、絶えずその段階における賢明さと完全さを兼ね備えているという点も押さえておく必要があるだろう。そのようなことを考えていると、今朝方に見ていた二つ目の夢について思い出した。それは、どこかティーバッグの言葉と関係していなくもない。
夢の中で私は、あるホテルの廊下に立っていた。どうやらこれから自分の部屋に行くようであった。
なぜだかわからないが、私はホテルを二室予約しており、まずは一つの部屋に向かった。このホテルは価格に応じて、同じフロアであっても仕切りが設けられている。
私は高価格帯の方に宿泊する予定だったのだが、私が立っているのは仕切りの反対側の廊下だった。そのため、私は仕切りの向こう側に行く必要があり、廊下を歩いていると、一人の見知らぬ男性が声をかけてきた。
見知らぬ男性:「こんにちは。こちら側に宿泊ですか?」
私:「いえ、あちら側です」
見知らぬ男性:「そうですか・・・」
そのような短いやり取りがなされ、私は仕切りの向こう側に出ると、その右手に自分の部屋を見つけた。部屋のナンバープレートはなかったのだが、そこが自分の部屋だと直感的にわかった。
部屋に荷物を降ろし、再び部屋から外に出ようと思ってベッドの方を振り返ると、そこには大学時代のゼミの友人が何人かいた。彼らはベッドの端に腰掛けながら談笑をしている。
彼らは私に気づいたようであり、私を手招きし、一緒に談笑しようと持ちかけてきた。彼らに会うのは久しぶりだったから、私も嬉しくなり、近況報告や昔話を楽しもうと思った。
すると、その場にいたゼミの友人のうち、一人の女性の友人が、なぜだか本来の年齢よりも20歳ほど上の53歳になっていることに驚いた。彼女は数年前に結婚したらしく、三歳の女の子がいるそうだ。
最初は、自分の子供が可愛いことを嬉しそうに話していたのだが、途中で突然悲しげな顔になって一言つぶやいた。
ゼミの女性の友人:「実は四歳になる男の子もいるんだけど、彼は知的障害で話ができなくて・・・」
その場には、私も含めて、男女数人ほどゼミのメンバーがいたのだが、みんな深刻そうな表情を浮かべて黙っている。しばらく沈黙が続いた後、誰かが声を出そうとした瞬間に、ゼミの友人たちがその場から消え、そこには小中学校時代の親友たちが現れ、彼らが企画した派手なパーティーに私も参加することになった。
そのパーティーの終わりと共に夢から覚めた。フローニンゲン:2018/12/8(土)07:17
No.1467: Grace of Fine Weather
Now it is fine weather in Groningen.
“Fine weather” might be a trivial event, but I’m feeling its grace.
The world is blissful just as it is. Groningen, 11:38, Sunday, 12/9/2018