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3486. 豊かさを増す夢の世界と閾値


昨夜就寝前に、直感的に今夜は夢を見ないかもしれない、ということを思っていた。しかし、先ほど書き留めたように、今朝方も印象に残る夢を見ていた。

ここ最近は、本当に印象に残る夢を見る日々が続く。無意識が活性化しているのか、それとも自分の夢の想起力が非線形的な発達を遂げたのかもしれないと思う。どちらも共にある一定程度の正しさを持っているような気がする。

夢を想起する力が高まり、夢について記述すればするほどに、夢の世界そのものが豊かになり、それが現実世界の豊かさにもつながっているように思えてくる。夢の世界も現実世界も、一つの認識世界と括ることができるため、両者の間に相互作用を見て取ることは十分に可能だろう。

具体的な作用や効果についてはわからないが、夢の世界が豊かになり、それを想起する力が高まってくると、日々の探究活動や創造活動がより深まっていくことを実感する。端的には、自らの創造性が涵養され、それが探究活動と創造活動に随分と大きな影響を与えているように思える。

ここ最近の自分の無意識がなぜ活性化しているのかはわからない。そういえば、今から二ヶ月ほど前にボストンに旅行に出かけた時、その一週間の間にはほとんど夢を見ていなかったように思う。

旅行中は、間違いなく新しい刺激を絶えず受け取っており、それを咀嚼するために夢を見るかと思っていたのだが、実際にはそうではなかった。一方で、旅行をせずとも毎日が常に発見の連続であることを考えると、それらを咀嚼するために毎晩夢を見ているという理由以外の事柄が隠れているように思えてくる。

今はそれが何なのかわからないが、それが何かを問うた瞬間に、いつかその答えらしきものが自分の内側から姿を見せるだろう。それが何なのかを知ることは、今からとても楽しみだ。

時刻は午前八時に近づきつつあるが、辺りはまだ暗い。空がダークブルーに変わってすらなく、日の出の時間はもう少し先のようだ。

今日は午前九時から午後の三時まで、水道管の工事があるようであり、水道の水が出なくなる。そのような知らせが一昨日郵便受けに入っていた。

昨日、かかりつけの美容師であるメルヴィンに髪を切ってもらい、随分とスッキリした感覚がある。いつも七週間に一度ほどのペースで髪を切ってもらっているのだが、本当は六週間に一度が良いペースなのかもしれない。

髪の毛の伸びに関しても面白いことがあり、ある数日間を境目として、突然髪の毛がうっとうしくなるのである。今の生活リズムが常に調和の取れたものであることを考えると、髪の毛の伸びるペースはおそらくほぼ一定だろう。

そうした一定にわずかばかり伸びていく髪に対して、ある境目から急にうっとうしさを感じるというのは面白い。そこにはどうやら閾値があるらしい。

私の場合は、それが六週間後をめどに起こる。いつも閾値を超えてから散髪の予約をするのだが、メルヴィンは多忙な美容師であるから、すぐに予約を入れることは難しく、いつも七週間後以降になってしまう。

そうしたことから、今回から、毎回の散髪を終えるたびに次回の予約を入れることにした。次回は、メルヴィンがオーストリアの山にウィンタースポーツを楽しんで帰ってきた次の日に髪を切ってもらうことにした。フローニンゲン:2018/12/6(木)07:51

No.1463: Beyond Rainclouds

It has been drizzling since the early morning.

I’ll devote myself to studying composition theory today, too. Groningen, 09:10, Friday, 12/7/2018

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