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3460. 自由自在な境地へ向かって


くどいようだが、何度も自分に言い聞かせる。とにかく、作曲理論を深く学んでいく。

昼食の際には音楽理論に関するポッドキャストを聞いているのだが、その中で、“Journal of Music Theory”という論文ジャーナルの名前が言及されていた。これは完全に音楽理論の専門家のためのジャーナルであり、基本的には音楽理論に関する博士号を取得したものが論文を寄稿し、またそうした者たちがそのジャーナルを読む。

こうした専門ジャーナルがすらすらと読みこなせるようになり、それを自らの作曲実践に適用できるぐらいに作曲理論を学ぶ。とにかく寝ても覚めても作曲理論について絶えず考える日々をこれから集中的に送っていく。

昨日の日記に書き留めていたように、些細なことであるが、毎日夕方に食べているナッツ類を食べる際には、書斎の机の書見台に作曲理論のまとめノートを置き、左手でノートをめくり、右でナッツをつまんで食べる。それを今日からの習慣とする。

米国の大学院に入学するためのGRE試験はすでに終了しているにもかかわらず、トイレの中では相変わらずGRE専用の難解な単語を覚えることに時間を充てている。今日はトイレの中でも作曲理論を学習しようかと迷ったが、今作曲理論は日本語で学んでいる都合上、日本語空間に思考が留まり続けるのも良くないと思い、トイレの中では引き続き単語学習をすることを自らに許容した。

正直なところ、単語学習などもうする必要はないのかもしれないが、GREで問われる単語は学術世界の中で用いられるような高度な単語が多く、それらを学ぶことによって、日々の文献読解の深さがより深くなっていることに気づく。

自分の語彙世界が拡張し、それが深まっていくことは、認識世界の深まりにつながっているように思える。まさに、チャールズ・サンダース・パースが述べていた通りである。

少々脇道に逸れたが、今から一時間ほど作曲理論の学習をし、その後、ショパンの曲に範を求めて作曲をする。夕食後には、明日に行われる、本日とは異なる協働者の方たちとのオンラインミーティングに向けて、資料をレビューしていく。

作曲理論の学習をする際には、引き続き手を動かしながら、そしてテキストの章末の問題を必ず解くようにし、課題が掲載されていれば、その課題を解くようにする。

作曲理論を深く学び、それを手放して、自由の境地で作曲ができるようになるにはあと数年、もしかしたらそれ以上の時間がかかるかもしれない。とにかく今は、人類が2500年の長大な時間を積み重ねて生みだした音楽理論に習熟していく。

私は大作を作る気は一切ない。交響曲を聴くことはあっても、交響曲を作ることもない。

楽器に対して一夫一妻制を守り、基本的にはピアノ曲だけを作っていく。人は究極的に独りであり、究極的に独りでないという思想から離れることはない。

ピアノであれば、その思想を具現化した曲を生み出してくれる。他の楽器には頼らない。

自己独り、ピアノ独り。そうした発想を究極まで突き詰めると、自己が独りではなく、ピアノが独りではないという明々白々な事実に気づくだろう。

大作を作るのではなく、曲としての日記を綴れればそれでいい。それが作曲における最大のゴールだ。

日々のその瞬間瞬間に考えたこと、感じたことを曲の形にしていく。曲としての形を待つものに対して曲としての形を与え続けていくこと。それが実現されれば、作曲に関してその他には何も望まない。

他者や社会の評価などもってのほかである。日本語で今このように文章を書いているのと同じ感覚で、あるいはそれ以上に、自由自在に音楽言語を駆使して曲を作りたい。

自分の内側の世界には、自然言語にも絵画的なシンボルにも還元できない音楽的な何かが渦巻いている。それを曲として自由自在に形として残していくことに向けて、今からまた作曲理論の学習を小さく一歩前に進めたい。フローニンゲン:2018/11/29(木)15:36

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