日の出の時間がどんどん遅くなる今日この頃、今日は午前八時半を迎えてようやく辺りが明るくなり始めた。今は午前11時に近づいていることもあり、すでに辺りは明るい。
早朝にバッハの四声のコラールに半を求めて一曲作り、その後は作曲理論の学習を進めていた。作曲理論の学習がますます面白くなってきている。
そうした気持ちにさせてくれているのは、理論を学べば学ぶほど、作曲技術の幅が拡張していくのを実感できているからだろう。もちろん、学んだことを自由自在に使いこなすには膨大な訓練が必要だが、新たなことを学んだ瞬間に、自分の内側で何かが広がった感覚がある。
理論を学ぶことの大切さはまさにこの点にあるように思えてくる。発達理論と同様に、作曲理論は本当に奥深い。その奥深さを実感するたびに、ますますそれを学びたくなってくる。
ここから三ヶ月程度は特に、一日に三曲作るのではなく、二曲にとどめ、その代わりに徹底的に作曲理論を学んでいこうと思う。作曲理論の中には当然ながら音楽理論が含まれており、作曲及び音楽そのものに対する理論的な理解を深めていく。
この冬は、とにかく作曲理論の基礎を固めていこうと思う。現在使用しているテキストの一読目をできるだけ早く終え、二周目からは手を動かしながら丁寧に読み返していく。
手持ちのノートに五線譜を書きながら、テキストに書かれていることを自分なりにまとめていき、譜例が現れるたびに、MIDIキーボードを自分で叩いて音を出していく。
理論の学習はとにかく手を動かしながら、身体全体を通して学んでいく。身体の次元で理論を習得して初めて、学んだことが自由自在に活用されるようになる。
自分が発達理論をどのように学んだのかを思い出してみると、実際に理論を活用した発達測定を行ったり、成長支援コーチングやコンサルティングを行ったりするという実践があった。それと同様に、作曲理論を学習する際には、とにかく手を動かし、自分で音を出し、実際の作曲過程の中で理論を活用してみるということが実践になるだろう。
作曲理論の基礎を徹底的に身につけたら、そこからは応用的な事柄をどんどん学んでいきたいと思う。武者修行を行うかのように、世界の様々な音楽理論家や作曲家と交流するのも良いかもしれない。そのようなことをふと考えていた。
昼食までまだ時間があるので、引き続き作曲理論の学習を行っていく。午後からも基本的には作曲理論の学習を続け、休憩がてらに作曲実践を行ったり、トランスパーソナル心理学のテキストを少々読んでいこうと思う。
少なくともこの三ヶ月は作曲理論の学習に集中する期間としたい。それを集中的に学ぶのは、今が最適な時期なのだと思う。フローニンゲン:2018/11/26(月)10:52