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3428. エリオット・アイスナーの書籍から


時刻は午前11時を過ぎ、これから昼食までの時間を使って、少しばかり作曲実践をしようと思う。当初の計画とは違って、シベリウスの曲に範を求めて作曲したい。

フローニンゲンは北欧に近いこともあり、今日の寒さはどこか北欧の冬を思わせるということもあってか、シベリウスの楽譜に自然と手が伸びた。おそらく昼食までに一曲完成させることは難しいだろうから、昼食後にも続きを作っていきたいと思う。

つい先ほどまで、エリオット・アイスナーの“The Arts and the Creation of Mind (2004)”という書籍を読んでいた。本書は、昨日読んでいたマキシン・グリーンの“Releasing the Imagination: Essays on Education, the Arts, and Social Change (2000)”という書籍と同じぐらいに面白い。

これまでの自分には気がつかなかったような、芸術教育の意義と価値が紹介されており、目が開かれるような思いになっている。午後からも継続して本書を読みたいと思う。

不確実なこの世界の中で、芸術に触れることはもしかすると、不確実性を受け入れる耐久力のようなものを涵養してくれるかもしれないと思った。芸術作品一つ一つには無数の解釈の余地があり、芸術は、唯一絶対の答えのない世界に私たちが生きているということを教えてくれるかのようだ。

また、私たちの発達というものが常に未知なるものに向かい、曖昧さを受け入れながら進行していくことを考えると、芸術鑑賞は発達プロセスそのものだと言えるかもしれない。それらの点に付随して、芸術作品に解釈の余地が多分に存在していることは、対話が育まれる好条件でもあるということも書き留めておく。

アイスナーの書籍を読みながら、博士論文についてぼんやりと考えていた。まだ博士課程に進学するかどうかは定かではないが、現在いろいろなアイデアを考えている。

先ほど考えていたのは、現存する一人の芸術家を対象に、その芸術家の思想と作品技術の発達を追いかけてみるという研究アイデアである。これは「マイクロディベロップメントリサーチ」という方法を用いて、定量的・定性的な時系列データを豊富に集めることを前提に進めていくものである。

一人の芸術家が、一つ一つの作品を制作する過程の中で何を体験しているのか、制作過程で何が起こっているのかをつぶさに観察するような調査を通じて、その芸術家の思想や制作技術の発達プロセスを探究してみたいという考えが先ほど芽生えていた。

画家の場合であれば絵画の制作、音楽家であれば音楽作品の演奏を対象として扱いたい。フローニンゲン:2018/11/22(木)11:29

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