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3417. 今日の読書と作曲実践


時刻は午後五時半を迎えようとしている。太陽がほぼ完全に沈み、遠くの空にかすかに薄オレンジ色の輝きが見える。

今日一日を振り返ってみると、また一歩自分のライフワークを深めていったという感覚がある。起床直後に、とある会社について色々と調べることから一日が始まり、そこから作曲実践を一度行った。

その後、マックス・ホルクハイマーに関する書籍“Max Horkheimer and the Foundations of the Frankfurt School (2011)”を読み進めていた。本書は今回が初読であり、細部について深く読むことをしなかったが、ホルクハイマーが提唱している批判理論についてはより詳しく学ぶ必要があることを感じた。

本書は、ホルクハイマーの批判理論については詳しく言及しておらず、綿密な調査に基づいて、ホルクハイマーの思想がどのように形成されていったのかについて紹介している。ホルクハイマーの批判理論と合わせて、当然ながらテオドール・アドルノの批判理論についても理解を深めていく。

二人の共著である“Dialectic of Enlightenment (2007)”が書斎の本棚に眠っており、近々それを引っ張り出して再読をしようと思う。本日読み進めていた書籍によると、二人の批判理論には相違点があるようであるから、ホルクハイマーの単著についても近いうちに読み進めていくことにする。

午後からは、再び作曲実践を行っていた。その際には、バッハの変奏曲に範を求めていたのだが、それを参考にして一曲作るのは随分と時間がかかった。

いつもは一時間をめどに一曲を作るようにしているのだが、バッハの変奏曲はそうもいかない。二時間弱ほどの時間をかけて、一通り形にしていった。

今回参考にしていた曲は決して長いものではなく、32小節しかないのだが、それでも二時間ほどの時間がかかってしまった。バッハの曲を参考にする際には、常に何かしらの学びがあり、今日もいろいろな発見が得られるごとに思わず唸ってしまっていた。

バッハの曲が持つ独特のリズム、メロディー、ハーモニーなどに今後も着目をしていく。夕食の時間を迎えるまでに、先ほど作った曲を編集しておきたいと思う。

夕方から先ほどまで、久しぶりに“Personality and Personal Growth, 6th Edition (2005)”を読み返していた。これは、私がジョン・エフ・ケネディ大学に在籍していた時のあるコースで課題文献となっていたものである。

全体をもう一度読み返してみたところ、心理学全般に関する全体像がすでに自分の中に構築されていることに改めて気づいた。細かな概念について復習するために本書を今後も活用していこうと思う。

明日は社会学に関する書籍を読み進めていくことにする。個人を対象にした探究のみならず、集合に関する探究に今後はより力を入れていきたいと思う。ホルクハイマーやアドルノへの関心はその表れだろう。フローニンゲン:2018/11/19(月)17:43

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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