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3390. ロシアの作曲家ニコライ・メトネルとの出会い


時刻は午後の四時半を迎えた。今は雨が止み、雨雲の姿も見えない。

夕方を迎えたにもかかわらず、再度今朝方の夢について振り返っていた。今朝方見ていた夢はどれも、意味深長なシンボルをいくつも含んでいたことを改めて思う。

それらのシンボルが持つ意味について考えるだけでも、そうしたシンボルが自分の心に何かしらの作用を引き起こしていることに気づく。夢のシンボルが持つ精神的作用は本当に侮れない。

今日は午前中に、協働者の方たちとのオンラインミーティングがあり、その後、ヘンリー・デイヴィッド・ソローに関する書籍“Bird Relics: Grief and Vitalism in Thoreau (2016)”を読み始めた。ソローの世界観を理解する上で、本書は格好の手引書だと思う。

これから夕食までの時間を使って、さらに続きを読み進めていく。夕食を迎えるまでには、本書の初読を終えることができればと思う。

夕食後には、久しぶりにフォーレに範を求めて作曲をしてみようと思う。先ほど、武満徹に関する和書を読み進めており、本文の中に、フォーレの音楽が持つ東洋的な性質について言及があった。その記述に触発される形で、フォーレの楽譜を先ほど本棚から引っ張り出してきた。

早朝に作曲実践をしている最中にふと、宇宙の音について思いを馳せていた。宇宙の音について調べてみると、NASAが宇宙空間に存在する電波を音に変換しているものが見つかった。

それらについてはまだ聞いていないのだが、宇宙的な何かに共鳴するような音を自分の内側から生み出したいと思う。自分が生み出す音は、確かに自分という一人の人間が持つ固有の内面宇宙の音であることは間違いないが、そうした音をより意識的に生み出していきたい。

宇宙の音に対して関心を持ったことだけではなく、今日はロシアの作曲家であるニコライ・メトネルとの出会いもあった。私は今日までこの作曲家について知らなかった。

先日アマゾンで購入した書籍の発送の連絡に関するメールの中に、メトネルの楽譜が紹介されており、それを通じてメトネルという作曲家と出会った。すぐにSpotifyを経由してメトネルのピアノ曲を調べ、五時間ほどのピアノ曲全集をダウンロードした。

メトネルの曲を聴きながら、彼のみならず、ロシアの作曲家についても今後範を求めたいという気持ちになった。参考にしたいと思う作曲家が数多くいるというのは、本当に嬉しいことである。

この先の道を歩く楽しみがそこにある。近いうちにメトネルのピアノ曲に関する楽譜を購入し、今後はぜひロシアにも足を運びたいと思う。

これまでロシアとは縁がなかったが、音楽を通じて少しずつその縁が生まれ始めていることに気づく。フローニンゲン:2018/11/12(月)16:51

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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