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3361. 三つの夢の場面


今朝は六時前に起床し、六時を少し過ぎてから一日の活動を開始した。起床と共に、今朝方の夢について少しばかり振り返っていた。

夢の中で私は、ある日本人の著名な科学者と話をしていた。その方に自分の専門分野を伝え、どのような研究にこれまで従事していたかを説明したところ、その科学者の方は最初はあまり関心を持っていないようだった。

しかし、私が徐々に自分の研究の背景にある科学分野を説明すると、その科学者の方はだんだんと私の研究に関心を持ち始めた。最後には、その方は目を大きく見開いて、幾分前のめりになる形で私の話を聞いていた。そのような場面を覚えている。

もう一つ覚えている場面としては、フランスかどこかの国の岬にいたことだ。その岬には二階建ての家を改修したレストランがあった。

私が住んでいる場所からこのレストランまでは歩ける距離だ。岬の上に立つこのレストランの周りには、他の建物は一切ない。

レストランの前に到着すると、何人かの団体がレストランの外側にある階段を使って二階に上がっていく姿が見えた。この階段は不思議な作りになっており、それは確かに階段のように見えるのだが、梯子を登るように上へ上がっていかなければならない。

その団体の後ろを追いかける形で私も上へ登って行った。すると私の後ろから、一人の青年がレストランの二階に向かっていることに気づいた。

その顔はどこかで見覚えがあったから、私はその場で止まり、その青年がやってくるのを待った。実際のところは初対面なのだが、どうも初めて会ったとは思えない雰囲気をその青年が発しており、そこで立ち話を少々した。

どうやら彼は、私の家の近くに住んでいるらしい。しかし、このレストランに来るまでの道のりを聞いてみたところ、随分と遠回りをしていることに気づいた。そのため、私はもっと近い道があることをその青年に教えた。そこで夢の場面が変わった。

それらの夢について振り返っていると、最初に見た夢の場面は上記のものとは違うことに気づいた。最初の夢の場面は、巨大な敷地内に無数の日本人が収容されている夢だった。

その敷地の周りには鉄格子が張り巡らされており、さらには監視塔のようなものも複数ある。私はその敷地内にいて、他の多くの日本人と同様に、収容されている一人だった。

この場所を管理している人間が全てドイツ人であり、どうやらそこはナチスの収容所であることが徐々にわかってきた。それがわかった後も、私の心は極めて冷静であった。

私の目の前には長い列があり、そこで多くの人たちが頭を坊主にするのを待っているようだった。列の先には、バリカンを持ったドイツ人が何人もいて、列に並んでいる人たちが次から次に坊主頭になっていく姿を列の後ろから眺めていた。

私の番が近づいてくると、私の近くに、中学校時代の数学の先生が立っていることに気づいた。先生に声をかけてみると、今置かれている状況をなんとも思っていないかのように、笑顔で私に色々と話をしてくれた。

そうこうしているうちに、いよいよ私の断髪の番が近づいてきた。すると目の前に、小中高時代からの付き合いのある親友が立っていた。

見ると、彼は巨大化しており、人間二人分の大きさになっていた。その巨大化した彼が、バリカンを持つ男に近づいていき、バリカンを持っている男は表情を一切変えずに、梯子を使って友人の頭を坊主にした。

この収容所では不思議なことに、管理する側も管理される側も、皆一様に無感情のようだった。管理をしているドイツ人は横暴なことは一切なく、至って穏やかであり、収容場内の日本人は一様に冷静であった。

いやそれは冷静というよりも、自分が置かれている状況を理解していない無知から生まれる平穏さだと言った方がいいかもしれない。目の前の友人の最後の髪の毛が剃り落とされた時、次は私の番だったのだが、私はもう一度数学の先生と話をするために列の横に外れた。

バリカンを持つ男たちも、列に並んでいる人たちも私の行動を気にする様子は一向になく、断髪の作業は淡々と進んでいった。列の横に外れた私の心の中には、やはりこの場所で行われていることは異様であり、坊主頭にされることを拒否しようとする気持ちがあった。

そうした気持ちが私を列から外れさせ、その口実としてもう一度先生と話をするという行動に向かわせたのだと思う。再度先生と話をしていると、収容場内にアナウンスが流れた。

それは収容場内の全ての日本人を解放するという内容だった。先ほどまでは無表情だった多くの人たちの表情は晴れ渡り、解放から生まれる嬉しさの感情が収容場内に溢れていた。

私は、髪を断髪した後に通される門の向こう側に歩いていくと、そこでは坊主頭の無数の人たちが、歓喜に沸く表情を浮かべていた。ふと空を見上げると、快晴の空が広がっており、自分の心もどこか晴れ渡るかのようであった。フローニンゲン:2018/11/6(火)06:52

No.1388: Celebration for Deep Autumn

Trees with red leaves are trembling gently in the wind.

I can hear a birdsong. Autumn became deep. Groningen, 08:32, Wednesday, 11/7/2018

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