3274. 親友の美容師メルヴィンとの思わぬ共通事項
- yoheikatowwp
- 2018年10月30日
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つい先ほど街の古書店から自宅に戻ってきた。古書店に訪れる前に、かかりつけの美容師のメルヴィンに髪を切ってもらった。
自宅から店までは歩いて15分弱であり、短いながらも散歩を楽しんだ。フローニンゲンの街並みはすっかり秋であり、紅葉した街路樹や、落ち葉などを眺めながら目的地に向かった。
今日はフローニンゲンのこの時期にしては暖かく、日中は半袖で過ごすのがちょうどよかった。美容院に到着すると、店内がリニューアルされていることに気づいた。
メルヴィンの新しい店は、今の店からそれほど遠くない場所にオープンされるということを以前聞いていたので、今日改めて確認すると、オープンはもう間近に迫っており、店の内装は全て準備済みとのことである。次回は新しい店でメルヴィンに髪を切ってもらうことになり、今からそれが待ち遠しい。
今日も髪を切ってもらっている最中には、四六時中メルヴィンとの会話を楽しんでいた。今日も思想的な話に花が咲いた。
本日の会話の中で、なぜメルヴィンと私はこれほどまでに話が合うのかの理由が明確なものになった。私はこれまで欧米で七年間ほど暮らしてきたが、おそらくメルヴィンが一番心を許せる友人だと言えるかもしれない。
今日の会話の中で、メルヴィンがふと、超越的な意識状態の体験について話を切り出してきた。その体験を生み出す手段についてはここではあえて言及しないが、私も同種の体験を過去にしたことがあり、そこからお互いに、なぜ私たちがこれほどまでに心が通い合えるのかの理由を納得し合った。
どうやらお互いに、意識の超越的な変容状態を経験し、そこで得られた知覚体験を日常の現象理解に活用していることがわかり、その話で後半は持ちきりだった。次回もまたその話をしようということになり、メルヴィンと握手を交わしてから、私は美容院を後にした。
美容院を後にした後も、私はメルヴィンとの先ほどの会話の内容を回想していた。体験内容は異なれど、超越的な意識状態をお互いに経験し、そこで得られた事柄がどこか共通の次元の叡智であることは間違いなく、それに触れたことがあるということが、これまでメルヴィンに大きな親近感を持っていたことにつながっていたのだということが理解できた。
美容院を後にした後は、どこか不思議な意識状態に包まれながら、フローニンゲンの街を歩いていた。そのような出来事が今日の午後にあった。
今日はこれから夕食までの時間、先ほど街の古書店Isisで購入した九冊の書籍の概要を改めて確認しておこうと思う。昨日の計画では、“Handbook of Adult Development and Learning (2006)”の再読を行う予定だったが、本日購入した書籍に対する関心が今が最も高い瞬間だと思われるため、ざっとそれらの書籍に目を通し、どのような理由からその書籍を購入し、どのような関心が新たに刺激されたかをメモしておこうと思う。
今朝方の日記で書き留めていたように、テオさんの古書店で、今日も素晴らしい書籍との出会いがあったことを嬉しく思う。フローニンゲン:2018/10/16(火)17:28
No.1351: A Dance on an Autumn Night
Since today is Friday, tomorrow will be Saturday.
I realize that my sense of time transforms so much that I have to make sure of the relationship between today and tomorrow.
I’ll go to bed, having a feeling as if I were dancing on an autumn night. Groningen, 20:49, Friday, 10/26/2018