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3232. 日曜日を振り返って


時刻は午後の七時半を迎えつつある。今日は当初の計画通りに、来年の大学院進学に向けた志望動機書のドラフトを作成することができた。ここから数日間ほど文章を寝かし、その後推敲を重ねた上で、ネイティブの友人にレビューを依頼したい。

この時間帯になると、もうフローニンゲンも暗くなり始めている。今目の前にはエメラルド色の空が広がっており、その色使いはとても美しい。

季節が秋に入り、自分の内側からこれまでとは異なるエネルギーが湧き上がっているかのようである。それはどこか、地上と繋がり、天に向かうようなエネルギーだと言えるかもしれない。

一つの季節が終わりを告げ、新たな季節の始まりを実感するたびに、自分自身の変容を見て取ることができる。私の自己は、自然の運動と歩調を合わせて深まりの方向に動いているようだ。

今日は志望動機書の執筆に加えて、二曲ほど曲を作った。今日はこれから、先日レビューした協働執筆中の書籍の原稿を再度レビューし、協働執筆者の方に送る必要があるため、今日の作曲実践は二曲に留めることにする。今日はバッハとハイドンに範を求めたため、明日はテレマンとモーツァルトに範を求めようと思う。

作曲実践以外には、パウロ・フレイレの“Education for Critical Consciousness (1969)”を数章ほど読み進めた。フレイレの問題意識に共感することが多々あり、自然と余白への書き込みが多かった。

また、いくつか興味深い概念をフレイレが提唱しており、それらについては折を見て自分の考えを日記の中でまとめておきたい。本書のある章は、先日連絡を取ったホウマン・ハロウニィ博士のコースの必読文献になっている。

ハロウニィ博士のコースのシラバスを読んでいると、彼が文章の読解と執筆に関する教育に極めて力を入れていることが伝わってきた。必読文献は少なくとも数回読み、リーディンググループを形成して複数人で議論しながら読むことを推奨していることからも、文献を深く読むことを大切にしていることが伝わる。

また、文章の執筆に関しても、二週間に一度、自分の関心テーマとコースの内容をシンクロさせながら執筆する課題が提出されており、それに対する添削をテーィチングフェローとハロウニィ博士が入念に行うことが記載されていた。もし仮に彼のコースを履修する機会に恵まれたら、芸術教育を取り巻く社会思想をテーマとして文章を書いていこうと思う。

明日からも様々な文献を旺盛に読んでいくが、単純に多くの文献を読んでいくというよりも、自分の関心のある箇所を繰り返し読み、複数の書籍で着目したそれらの関心を結びつけていくような読み方を心がけようと思う。それは自分の中で関心テーマに関する知識を一つの有機的なシステムにする試みだと言える。

先週にハーバード大学教育大学院を訪れ、何人かの教授と面談をする中で、これまで自分が触れたことのない哲学者の仕事について言及をしてもらったため、彼らの功績を辿る際には、人間発達と教育に絞って彼らの仕事を参照していく。それら以外のテーマについて理解を深めようと思っても、今の私の関心がそれらになければ理解など深めようがない。

そうしたこともあり、確かにこれから様々な哲学者の文献を数多く読んでいくことになるだろうが、人間発達と教育という根幹を忘れないようにする。フローニンゲン:2018/10/7(日)19:42

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