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3173. 発達測定について:意味と文脈

October 19, 2018

雨が降ったり晴れたりを繰り返す奇妙な天気が続いている。今は晴れ間が広がっているのだが、つい数分前は小雨が降っていた。

 

今日はこれから過去の日記を少しばかり編集し、入浴と夕食を済ませたら、バッハの四声のコラールに範を求めて作曲実践をしようと思う。作曲実践がどれだけ自分の日々を豊かにしてくれていることかを考えると、感謝しても仕切れないほどである。

 

おそらく作曲実践があれば、これからやってくる精神的に過酷な冬を乗り越えることができだろう。今年の冬を乗り越えた先に待つ春には、また新たな自己がそこに存在していることは間違いないように思える。

 

作曲実践に合わせて、今このようにして書き留めている日記にも、私は大きく支えられている。この日記は、日々の生活の中で考えたことや気づいたことを備忘録として書き留め、さらに考えや気づきを深めていくことに大きな役割を果たしている。

 

今日も数冊ほど書籍を読み進めたが、そうした読書を通じて得られたちょっとした考えや気づきをメモとして書き留めておくことがどれほど大切なことか。それはメモであるから、学術論文を執筆するような形で慎重に筆を進めていく必要はない。

 

とにかく自分が考えたことや感じたことを文章の形で外側に一度出しておくことが最優先される事柄である。そのようにして書き進められた日記を後日読んだ時に、考えや気づきに誤りがあればそれを修正し、またそこから得られた新たな考えや気づきを書き留めていくということを繰り返し行っている。

 

これはこの二年間絶えず行ってきたことであり、今年もそれを継続し、来年以降もずっと継続していくことになるだろう。こうした継続こそが、一生涯の学びと発達に結びついていく。

 

夕方、改めて、発達測定においてどうしてチェックリストのような形式を採用しないのかについて考えていた。端的には、私たちの発達構造は特定の文脈によって立ち現れる性質を持っており、チェックリストのような形式では、発達構造が立ち現れる文脈設定に限界があるからだ。

 

設問項目に○×で答えることや選択肢の中から回答を選ぶ形で発達段階を特定することが極めて難しいのは、そうした形式では特定の知性の発揮のされ方が見えない。特に意味を生成する力と密接に関わった知性を測定する場合、チェックリストのような形では発達段階を特定することはできない。

 

発達段階を特定する際に重要なのは、どのような言葉が語られたかではなく、どのような言葉がどのような文脈においてどのように機能しているか、という点である。それを行うためには、最も広く用いられているように、自由記述形式の形を採用し、ある文脈において意味をどのように紡ぎ出し、その意味が文脈内でどのように機能しているかを見ていく必要がある。

 

ここ最近思うのは、アセスメントの問いとして確かに広い意味での文脈設定がなされているのだが、自由記述形式のアセスメントでは、意味を生成する力のみならず、そもそも自ら文脈を規定する力、そして文脈を生み出していく力を発揮することを要求しているように思える。

 

意味と文脈が不可分なものであることを考えると、そのようなことが言えそうだ。そして、意味を生み出す力にせよ、文脈を規定し、文脈を作り出していく力にせよ、そこには各人の知性が持つ固有性が発揮される。

 

自由記述形式の回答を見ていていつも驚かされるのは、回答の多様さであり、そこに各人の知性の固有性が現れる。また、回答の中に潜む構造的な特性は、発達段階という普遍的な特性と対応していることも改めて驚かされることである。フローニンゲン:2018/9/24(月)18:14

 

No.1325: A Grain of A Moment

 

I perceive a continuous flow of a series of blinking grains of moment. Groningen, 15:21, Wednesday, 10/17/2018

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