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3169. 暗闇の冷たい朝より


今朝は六時前に起床し、六時を過ぎたあたりから一日の活動を開始させた。このところ良質な睡眠を取れているような気がする。それが目覚めの良さに現れており、一日を通じた活動に良い影響を与えている。

このところは、起床時には辺りが闇の状態となった。日が昇るのはこれからますます遅くなっていくだろう。

今日の気温は昨日に続きとても低い。週間予報を確認してみると、おそらくボストンからフローニンゲンに戻ってくる十月初旬からは暖房をつけ始める必要があるかもしれない。そのようなことを思わせる朝だ。

今日も昨日と同様に、探究活動と創造活動に打ち込む一日としたい。今日から新たな週を迎え、気分を新たにしながらも、これまで行ってきたことを同様のリズムで行っていく。

具体的には、今日は午前中から、“The Collapse of Complex Societies (1988)”と、ヨルゲン・ハーバーマスの“Moral Consciousness and Communicative Action (1990)”の二冊を読み進めていきたい。

どちらの書籍も随分と前に購入したのだが、まだ手付かずの状態であった。前者の書籍はタイトルの通り、人類史を遡り、人間の複雑な文明社会がいかに崩壊していったのかに関するプロセスとメカニズムを解説しているものである。

まずはこちらの書籍を午前中に読み始め、今日の早い段階で一読目を完了したいと思う。初読の書籍に関しては、内容を細部まで理解しようとするのではなく、全体観を把握するようにし、その中でも自分の関心を引く箇所を中心に読み進めていく。

初読時はまるで、未知の土地に訪れるかのような感覚があるため、その土地に慣れるように、土地勘を養うようなイメージで初読を進めていく。自分にとって馴染みのない分野であればなおさら、最初から全てを理解しようとするのではなく、私たちの知識や理解は段階的に構築されていくものであるから、初読の際は概要把握に努め、それに加えて自分の関心事項に合致する箇所を丹念に読み進めていけばいいように思う。

ハーバーマスの書籍に対しても同様の方法で読み進めていく。とりあえず今日はこの二冊の一読目を完了させることができればと思う。

こうした読書に並行して、作曲実践を行っていく。今朝はまず最初にハイドンに範を求めて一曲作りたい。

とにかく今はまだ型の習得時期であり、過去の作曲家の作品を参考に数多くの曲を作っていく。過去の偉大な作曲家たちが体現していた作曲法則を実践を通じて体得していく。

当然ながら知的な理解を通じても、そうした作曲法則なるものの一端を掴むことができるだろうが、それを真に掴むためには、実践を通じた直接体験が必要であり、膨大な量の実践が必要になるだろう。過去の作曲家の作品に直に触れ、皮膚感覚を通じて作曲実践を行っていくことを今日からまた意識する。

自分の作曲語法が確立されるのは、本当にあと数年後からで十分だ。今はとにかく短い曲を膨大に作っていくという実践を最重視する。フローニンゲン:2018/9/24(月)06:44

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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