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3113. 短調の曲に関する発見と火災報知器


時刻は午後五時半を迎えた。結局今日は目立った雨は降らず、数分ほど小雨が降る程度であった。相変わらず空は灰色の雲に覆われていて、気温も低い。だが幸いにも、明日からは晴れの日が続くようだ。

今朝は早朝にテレマンの曲に範を求めて一曲作った。しかし、全く思うように曲を作ることができなかった。

テレマンの曲のリズムを参考にしようとしたのだが、それを一つの型とすると、そこから自分なりのリズムで曲を展開していくことが非常に難しかった。参考にしていた曲が幾分変わったリズムを持っていたことが、それを参考にして曲を作ることを難しくさせていたように思える。

もう少しシンプルなリズムを持つ曲を数多く参考にして修練を積む必要があると改めて思った。そうした反省から午後は、ハイドンの曲の中でもリズムの観点から見て参考にしやすそうなものを選んで曲を作った。

その時の試みは比較的うまくいったように思う。ここ数日間連続して短調の曲を作っているのだが、今日作った曲は短調らしからぬ明るさを感じられた。これは一つ大切な直接体験だったように思う。

というのも、一般的に短調の曲は暗い印象を与えるものが多いと言われており、それは一般論であると知りながらも、これまであまり例外に出会うことがなかったからだ。そうした例外を自らの手で生み出したことに一つ意味があるように思う。

自分で生み出した曲を何度も聞きながら、短調の曲が持つ新たな側面を一つ開拓したように思う。こうした小さな開拓を日々の作曲実践を通じて実現させていくことが大切だ。そうすれば、少しずつ作曲技術という一つの大きな大地の開拓が進んでいくだろう。

先週からずっと頭を悩ませていた火災報知器の問題がようやく解決した。昨日、不動産屋に問い合わせ、便利屋に来てもらい、火災報知器のバッテリーを変えてもらったのだが、それは根本的な問題解決をもたらさず、引き続き火災報知器の音が不定期に鳴っていた。こうした状況が一週間にもわたって続いていた。

厄介なのは、それが不定期に生じるということであり、いつその事態が生じるかわからないということであった。自分なりに色々と解決策を投じてみたが、軒並みうまくいかず、結局便利屋にお願いすることにした。

不動産屋に連絡をする際に、考えられるのはバッテリーの異常ではないかということを伝えていたのは私なのだが、結局その仮説は正しくなかった。根本的に火災報知器を接続する部分の不具合か何かが問題なのだと考えるに至った。

今朝もまた火災報知器に異常が生じ始めたので、午後に意を決して根本的な対策を講じることにした。そもそも、部屋の外の階段の上に付いている火災報知器は何かの役に立つのだろうか、ということを考えてみた。

アパートの各部屋の中にも火災報知器が付けられており、基本的に火が出るような問題は部屋の中で起こるのではないだろうか。廊下に取り付けられている火災報知器の役割を考えてみたとき、それはほぼ不要のものに思えてきた。

そのため、すべての火災報知器のバッテリーを抜いてみたところ、奇妙なことに、バッテリーを抜いたにもかかわらず、まだ音がなるという事態が継続していた。これは本当に接続箇所の不具合によって音が不定期になり続けているのだと思うに至った。

そこで下手に火災報知器の本体と電源の箇所を触れさせるのではなく、火災報知器そのものを取り外すことにした。全ての階の火災報知器は連動しており、どれか一つ機能していればその一つが鳴る仕組みになっており、不具合を起こしている三つの階の火災報知器を全て本体ごと取り外すことにした。

この強硬策によってようやく問題が解決した。ここ最近睡眠時間が長ったのはもしかすると、心身が季節の変わり目の調整を行っていたというよりも、深夜にも火災報知器から不定期に音が鳴っており、それが寝ている間の睡眠の質を下げていたのではないかと思う。

完全に眠りの意識の中にあっても、身体が存在する外部環境の騒音が実は睡眠の質に影響を与えているということも十分に考えられることである。この考えがどれほど正しいかは、今夜の睡眠、及び明日以降の睡眠によって検証したい。フローニンゲン:2018/9/12(水)17:46 

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