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3101. ノルウェーの記憶から


ちょうど先ほど、一日分のコーヒーを入れに行くためにキッチンに向かい、コーヒーマシーンを動かし始めた時に、キッチンの窓から外の様子を眺めた。少しばかりそこで立ち止まり、何気なく通勤や通学に向かう人たちの様子を眺めていた。

時刻は八時半に近づいており、すでに辺りは明るいのだが、通りを行き交う車はヘッドライトを少しばかり点灯させている。自転車に乗る人たちの格好は、もう秋のそれであり、暖かい格好をしながら自転車を漕いでいる。

それもそのはずで、ここ最近は早朝の気温が10度前半にまで下がっている。三羽の白い鳥たちが大空を舞った姿を見たところで、一日の活動をこれから本格的に始めていこうと思った。

まずは、早朝の習慣である、過去の日記の編集とそれに合わせてデッサンを行い、一曲ほど作る。今日は久しぶりにドビュッシーに範を求めてみようと昨夜の段階で思っていた。

すでに書斎の机の書見台には、ドビュッシーの楽譜が置いてある。そうした準備をして、昨夜就寝していた。

これまでドビュッシーの曲を参考にする際には、どこか難しさを感じていたが、昨夜突然、ドビュッシーに範を求めてみようという気持ちになった。昨日は何かの転換点だったのかもしれない。それはとても小さなものなのだが、間違いなく自分の中で、また一つ何か小さな変化が起こったのだと知る。

それは行動にも表れており、北欧旅行の最中から昨日に至るまで、私はずっとシベリウスの曲を聴いていたが、今日からは聴く音楽を変えた。北欧の作曲家という点では依然として変わりはないが、今日からはグリーグのピアノ曲を聴くことにした。

グリーグのピアノ曲を聴くたびに、昨年の夏に訪れたノルウェーの記憶が蘇ってくる。特に、ベルゲンの町を訪れ、グリーグが住んでいた邸宅に訪れた時の記憶がありありと蘇ってくる。

あれからもう一年以上の時が過ぎたのだ。あの時はまだ作曲を始めておらず、その時は、その年の春にザルツブルグで得られた啓示的なメッセージすら忘れていたように思う。

だが、グリーグ博物館を訪れ、ベルゲンの地でグリーグの生涯を辿ったという経験が、後々に作曲をし始めたことの一つの触媒になっていたのは間違いないだろう。書斎の中に流れるグリーグの曲を聴きながら、ふと昨年の出来事を思い出していた。

いよいよTOEFL試験が今週末に迫ってきた。TOEFLは確かにGREに比べて有効期限が二年間と短いが、GREと同様に、今回のTOEFLも最後の受験としたい。

今日はリスニングの問題を解くことをせず、その代わりにリーディングセクションの問題群を二つほど解き、スピーキングセクションの問題を一セットほど解きたいと思う。とにかく最優先にするべきはスピーキングセクションであり、形式に慣れることは随分と進んだため、後は一日に一セット問題を解くことによって、より一層形式に慣れていくことをしていきたい。

また、時間に余裕があれば、今日はライティングセクションの対策を少しばかり行う。GREのライティング対策をつい先日までしていたこともあり、TOEFLのライティングに関してはほとんど対策は必要ないのだが、改めてその形式に慣れておくことと、このセクションのポイントを見落としていないかどうかを関連動画を見つけて確認していく。

土曜日のTOEFLに向けて、ここから試験に向けて細かな点を詰めていきたいと思う。フローニンゲン:2018/9/10(月)08:45

 
 
 

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