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3095. 景色からの支援:身体と精神


時刻は午後七時半に近づきつつある。今日は雲が現れたり、雲が消えたりするような不安定な天候だった。

夕方には一時的に夕日を眺めることができ、雲間から差し込む太陽の光の暖かさとその輝きが印象に残っている。今この瞬間は、うっすらとした雲が空を覆っており、それは雨を降らせるかもしれない。

確かに今日の天気は優れたものではなかったが、書斎の窓から見える景色に後押しされる形で自分の取り組みに従事できたように思う。ヘルシンキから北に40kmほどのところにあるアイノラのシベリウスの邸宅の様子を思い出す。

シベリウスは、毎日書斎の窓越しからアイノラの自然を眺めていた。偶然にもシベリウスの書斎の机も窓の方に面しており、シベリウスは作曲をしながら外の景色を眺めていたのだろうと想像させる。シベリウスも自然の力を借りながら自らの取り組みに従事していたのだろう。

今日は夕方に一つ面白い出来事があった。突然書斎の窓にハトがぶつかり、少し混乱をした後にすぐさま飛び去っていくという光景を目の当たりにした。スズメよりも体の大きいハトであるから、窓ガラスにぶつかった衝撃は強く、室内にいる私は一瞬驚いた。

ハトも私も驚きながら、一瞬お互いに目があったような瞬間があった。窓ガラスにぶつかった衝撃で薄い羽根が取れてしまったらしく、その破片が窓ガラス付近の蜘蛛の巣に引っかかっている。今蜘蛛の巣に引っかかっているその羽根は、夜の風に吹かれてたなびいている。

今日は午前中と午後に分けて、TOEFLのスピーキングセクションの対策を行った。リスニングのセクションと同様に、その学習プロセスにはこれまで見落としていた学びがあり、出題される問題を徐々に楽しむことができるようになっている。

とはいえ、設問1と2に関しては、即興的により詳細な具体例をわかりやすく紹介できるようにする必要があったり、設問4と6については、読み上げられる講義文をもう少しうまく要約していきたいと思う。特に、自分に馴染みのない分野の場合、どれだけ情報を拾い、それをどれだけ的確にまとめていけるかの訓練がより必要だ。

これまで私は社会科学を主に学んできたため、やはり自然科学系の講義文を即座に把握していくことに課題があるようだ。これはすぐに解決されるような問題ではないが、必要な情報を正しく聞き取り、それを正しく表現するように心がけていく。その意識を持って明日の対策を行う。

昨日、リスニングの問題を聞いていると、行動主義心理学の始祖であるジョン・ワトソンの功績が紹介されていた。問題文を聞きながら、実はワトソンは随分と興味深い研究をしていたのだということを改めて感じた。

とりわけ、思考と身体の関係、特にワトソンは思考と筋肉の関係ついて研究を進めていた。ワトソンに続き、ウィリアム・ジェームズも思考と身体の関係に着目しており、二人の研究から改めて、思考と身体の結びつきについて考えさせられていた。

卑近な話かもしれないが、食事や運動が身体に与える影響は計り知れず、食事や運動によって形成された身体は私たちの精神に大きな影響を与える。健全な身体を育むための食事と運動、そして健全な精神を育むために、精神にいかなる情報を与え、精神にとっての運動である思考をいかように行っていくかが大切であると改めて肝に銘じる。フローニンゲン:2018/9/8(土)15:21 

No.1305: Membranes of Reality

Wile making coffee minutes ago, I had a feeling that I transcended one of the membranes consisting of the reality.

I’ll think about the phenomenological and structural meaning of the phenomenon. Groningen, 08:44, Wednesday, 10/10/2018

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