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3087. 大宇宙と小宇宙への祈り


時刻は夜の九時半に近づきつつある。夏の間はこの時間帯はまだ日が出ていたのだが、今はもう真っ暗となった。ここからも季節が秋に入ったことを知る。

今日は計画通りに諸々の仕事を進めることができた。午後から行われた、協働執筆中の書籍についてのオンラインミーティングも充実した形で終わり、明日に行われる別の協働プロジェクトに関するミーティングに向けた準備も先ほど終えることができた。

自分に与えられた役割の一つに、成人発達の領域において広く関与していくことが挙げられるのは間違いないであろうから、今このようにして自分にできる範囲のことを日々行っていることは、自分の役割を果たしていく道を確かに歩んでいることを意味するだろう。

明日の午前中に行われるミーティングも今日のミーティングのように充実したものになることを望む。

今日は午後から小雨が降り始め、今は外の様子が見えないが、この瞬間には雨が止んでいるようだ。午後、雨が降り注ぐ景色を眺めながら、柔らかい羽根が宙を舞っているような心象イメージを持った。

外は雨であるにもかかわらず、自分の内側にそのような心象イメージが現れたことは興味深い。おそらく、それほどまでに今日の仕事が充実していたのだろう。

確かに外側の世界は私たちの内面世界に多大な影響を与えるが、そうした影響に左右されない内面世界の強い充実感を日々感じられるようになってきている。充実感しかないという状態こそが、真に人間らしく生きていることの証なのかもしれない。

今朝方作曲実践を行っている最中に、作った曲を聴いていると、腸内に広がる小宇宙について想像が膨らんだ。腸内フローラというのはまさに腸内にある大きな生態系であり、それは小宇宙とみなすことができるだろう。

腸内に潜む善玉菌・悪玉菌・日和見菌などの細菌の数は100兆から1000兆に及ぶらしく、それはこの宇宙に存在する星の数に匹敵するかもしれない。そうしたことを考えれば考えるほど、身体の中に小宇宙があることを認識することができる。

このリアリティには、外面宇宙があり、身体という小宇宙があり、そして心という無限の広さを持つ宇宙が存在している。しかもそれらの宇宙は全てフラクタル構造を持っている点が共通していることは驚くべきことである。

なぜだかわからないが、ここ最近は夜就寝前のベッドの上で手のひらを天の方向に向け、宇宙とのつながりを感じるような動作を無意識的に行っている自分がいる。身体の中に小宇宙が存在していることを強く認識してからは、天に手のひらを掲げた後、自分のお腹に手を当てて、小宇宙に調和をもたらすような言葉掛けを祈りのように捧げるようになっている。

別の表現で言えば、私は気付かないうちに、外面宇宙と身体の中に潜む小宇宙に感謝の念を捧げてから眠りにつくようになっていたということである。これは一つの習慣となり、今日も明日もそうした感謝の祈りを捧げるだろう。フローニンゲン:2018/9/6(木)21:33 

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