欧州内の旅行は移動時間が短く、体力をそれほど奪われなくて済むことが有り難い。オランダを拠点にして、本当にあちこちと欧州各国へ旅行に出かけることができる。
今日は午前10時にヘルシンキのホテルを出発し、今はもうフローニンゲンにほど近いズヴォレの駅に到着した。オランダから離れ、様々な国に行き、そこから再びオランダに戻ってくるたびごとに、オランダという国が自分の故郷だという思いが強くなっていく。この国は欧州における自分の大切な故郷だ。
今日はフローニンゲンの自宅に到着したら荷物を置き、近所のスーパーに行き、二日分ほどの食料を購入しておきたい。明日からの探究活動と創造活動をこれまで通りに始めるために、必要な食料を確保しておく。
今回ストックホルムで宿泊したホテルも、ヘルシンキのホテルにもバスタブがなく、浴槽にゆっくりと浸かることができなかった。幸いにもヘルシンキのホテルにはサウナがあり、昨夜もサウナを楽しんだが、やはり浴槽にゆっくりと浸かってリラックをすることは私にとってとても大切なようだ。今日は自宅の浴槽にゆっくりと浸かり、旅の疲れを癒したいと思う。
今夜から再びフローニンゲンでの生活が始まるが、北欧の森をゆっくりと散歩するかのように、ゆったりとした日々を過ごしたいと思う。決して焦らず、着実に自分の人生を深めていくという歩みを継続させていく。そうした気持ちを持ちながら、自分の取り組みに励んでいく。
明日からはTOEFLの対策を行っていこうと思う。昨日の日記にも書き留めていたように、リスニングとスピーキングのセクションの対策のプロセスを楽しみたいと思う。
リスニングにおいてはとりわけメモの取り方に習熟し、スピーキングにおいては平易な話し言葉の英語を意図的に話す訓練を積んでいきたい。今回は何としてもスピーキングのセクションで26点を超えたいと思っており、そのための対策を念入りに行う。これまでそうした対策をしてこなかったことが驚きだが、今回はかなり意欲的にその対策を行っていく。
今から数時間前、私はヘルシンキ空港のラウンジにいた。ラウンジの開放的な窓から飛行機の発着場を眺めながら、自分の役割が一体何なのかについて改めて考えていた。
自らの役割にも絶対的なものがあるのと同時に、変化する役割があることを以前の日記の中で書いていたように思う。絶対的な役割にしても、変化する役割にしても、それは今の役割を担うことによって徐々に発見されていく。それはまるで、自分の役割を彫刻していくようなイメージである。
自分の役割を担いながら、自分の役割を掘っていく過程の中で、自分の役割がますます鮮明なものになっていく。今年私は、自らの役割が芸術教育と霊性教育の中にあり、シュタイナー教育との接点の中でそれらを探究していくことが一つの重要な役割だということに気づかされた。
また、他の役割としては、自分が博士課程に進み、そこで人間発達と教育哲学に関して真剣な探究をし、そこで得られた知見を様々な形で世の中に共有することも大切な役割であることを知った。
自分にも与えられた役割があるということ。それを全うしながら生きることの大切さ、充実感、幸福感が今の自分を包んでいる。フローニンゲンに向かう列車の中:2018/9/3(月)17:33
No.1296: Oscillating Tinted Autumnal Leaves
I can see tinted autumnal leaves of street trees oscillating.
As well as street trees, we deepen our being by oscillating. Groningen, 11:48, Monday, 10/8/2018