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3071.【北欧旅行記】音色の研究に向けて


先ほど少し早いが夕食を近くの日本食レストランで摂った。四時あたりから夕食をしっかり摂り、今はホテルの自室でゆっくりしている。

あと一時間半か二時間したらサウナに入りに行こうと思う。明日のフライトは13:55ということもあり、明日は余裕を持ってホテルを出発することができる。

ストックホルムの空港で犯した失態をしないように、今回は搭乗便の英数字とゲートをきちんと確認する。決して思い込みによってゲートに足を運ばないようにすることが肝要だ。

明日はホテルを十時あたりに出発すれば、空港には11時前に着くだろう。随分と余裕があるため、今回もまた空港のラウンジでゆっくりしながら仕事に取り組もうと思う。

本日アテネウム美術館を訪れ、ショップで何気なく絵画に関する書籍を眺めていると、改めて色の学習を本格的にしたいと思った。それは絵画の文脈においてというよりも、音楽の文脈においてである。

厳密には、絵画における色彩論を学びながら、それを自分の作曲実践に活かしていくということを考えている。色がもたらす心理的な効果について学び、それを曲中の音色に活かしていく。

以前、オディロン・ルドンの画集を購入した時——あるいはウィリアム・ターナーの画集だったかもしれない——、ゲーテの色彩論に関する興味深い記述があった。ゲーテの色彩論はシュタイナーも参考にしており、以前購入したシュタイナー思想が盛り込まれた音楽理論の書籍の中にも非常に洞察に溢れる記述が掲載されていたのを覚えている。

そうした事柄をこれからゆっくりと時間をかけながら探究して行こうと思う。

美術館に訪れるたびに思うのだが、本当に絵画と音楽は親和性が高い。優れた絵画作品を眺めていると、いつも音楽的なものを喚起され、それを曲として表現したいという欲求が生まれる。

音色の形と色彩、そして心理的効果の鍵を握るのは、やはりハーモニーなのかもしれない。この秋からはハーモニーの理論書を何度も読み返していこうと思う。ウォルター・ピストンやチャイコフスキーの解説書を中心にハーモニーの探究を進めていく。

今日はこれからシベリウスに範を求めて一曲ほど曲を作る。もし時間があれば、バッハの四声のコラールにも範を求めて曲を作りたい。

午前中にすでに一曲作っているため、今日もまた二曲か三曲作ることになるだろう。毎日執筆する日記と同じ感覚で、自分の内側にある外側に形として誕生しようとするものを曲として表現していく。

日記的作曲実践をいついかなる時も行っていく。作曲実践がひと段落すれば、過去の日記の編集を行いたい。旅に出かけている時は特に過去の日記の編集が進む。

今回の北欧旅行は明日で最後となるが、明日もまたフローニンゲンに到着するまでは、とにかく日記の編集に力を入れたいと思う。明日からのフローニンゲンでの生活がまた楽しみだ。ヘルシンキ:2018/9/2(日)17:47

No.1291:Endearing Sparrows

I can hear twitters of a few sparrows.

I saw a sparrow coming to the window a couple of minutes ago. It was very endearing. Groningen, 08:42, Sunday, 10/7/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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