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3065.【北欧旅行記】サウナの楽しみ


たった今ホテルのサウナルームから戻ってきた。サウナに入って汗を流すのは本当に爽快である。

年間を通してサウナに入る機会は多くなく、それこそ旅の最中に宿泊するホテルにサウナがあれば入るぐらいだ。今後はできるだけサウナが付いているホテルに宿泊したいと改めて思う。

サウナに入って汗を流すのみならず、サウナに入っている最中の瞑想的な意識の状態に着目してみる必要がある。今日も10分間を計る砂時計を一度倒し、その砂が下に落ちるまでは常に瞑想的な意識の状態であった。

10分経つと一度サウナから出て、一休みしてからもう一度サウナに入った。今日は私が一番乗りだったが、後からフィンランド人らしき人が入ってきた。

少しばかり物足りない暑さだなと思っていたところ、ちょうどその男性がサウナルームの真ん中に置かれた石たちに水をかぶせ、その蒸気で部屋の温度を上げてくれた。

昨日アイノラのシベリウス邸宅を訪れた時、サウナ小屋があることに驚いた。シベリウスもサウナが好きだったのだ。

小屋の周りは静かな森に囲まれており、そのような環境の中でサウナを楽しむというのはなんと贅沢だろうかと思った。また、サウナから外に出てみれば、森の声が聞こえ、当時は近くの湖が見えたに違いない。

シベリウスはひょっとすると、自然のみならず、サウナに入って瞑想的な意識の中でくつろぐことを通じて楽想を得ていたのかもしれない、とふと思った。

先月末にオランダ南部のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園近くのホテルに宿泊した時もサウナがあり、サウナを楽しんだ。よくよく振り返ってみると、私は社会人一年目の時に、贅沢ながらも家にミストサウナが付いているマンションに住んでいた。

仕事を終えて帰宅するたびに、毎日ミストサウナを使っていたように思う。いつかわからないが、仮に自然に囲まれた一軒家で過ごすことになれば、ぜひともシベリウスのようにサウナ小屋を作るか、家の中にサウナルームを作りたいと思う。その際はぜひとも大工の友人にお願いをしたい。

今日はこれから夕食を摂り、その後に一曲ほど曲を作りたい。昨日アイノラのシベリウス博物館で購入した楽譜をもとに、シベリウスの曲を参考にしながら一曲作る。

実は今朝もシベリウスを参考に一曲作っているが、今夜もまた、持参したバッハのコラールの楽譜ではなく、昨日購入したこちらの楽譜を参考にして曲を作る。

今日も一日が緩やかに、そして落ち着きと充実さを持って静かに終わりに近づいていく。ヘルシンキ:2018/9/1(土)18:11

No.1285: Arrival in Groningen

I arrived at my apartment in Groningen in the afternoon.

I’ll deeply engage in my academic and creative work from tomorrow. Boston, 19:01, Friday, 10/5/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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