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3045.【北欧旅行記】明日からのフィンランド滞在に向けて


ストックホルム滞在の最終日が終わりに近づいている。明日からはフィンランドに移動し、ヘルシンキに五日ほど滞在する。

この世界を旅しながらふと、自分にできることは、天の声を聞き、その声の導く方向に進むことだけだということが改めてわかる。旅の最中は普段考えないようなこと、あるいは普段考えていることを全く異なる観点や次元で考え直すようなことが自然と起こる。

今回の旅の最中においても、知らず知らずそのようなことが起こっているが、新たな気づきを全て書き留めることはできない。それほどまでに多くの新たな気づきが旅の最中に絶えず耐えずもたらされている。

だが、それらの気づきには共通点があり、それはリアリティの多階層性と千変万化する本質について示唆する。今日もストックホルムの町を歩きながらその共通点に打たれるような瞬間があった。

このリアリティは本当に不思議であり、今の自分には見えていないことが常に存在しており、何かの瞬間にそれが垣間見えることがある。旅はそうした現象を開示する触媒の役割を果たす。

明日からヘルシンキに滞在するが、明日の出発に向けて準備はほとんどできている。ストックホルム中央駅から空港までは行きと同じく特急列車に乗る。

明日の早朝は八時ぐらいにレストランに降りてゆっくり食事をし、9:20をめどにホテルを出発する。ストックホルム滞在の初日にホテルからストックホルム中央駅までは歩いて15分ほどかかったが、すでに頭の中に地図があるので道に迷うこともないことを考えると、もう少し時間が短縮されるだろう。

中央駅から9:50に出発する列車に乗り、10時過ぎに空港に到着する。フライトの時間は13:25であるから随分と余裕があり、ホテルのラウンジでゆっくりと過ごし、過去の日記を編集したいと思う。

今日は今朝からシベリウスのピアノ曲を聴いている。ちょうど明後日にはシベリウス博物館を訪れようと思っており、そこへの期待感が自然とシベリウスの曲を選ばせたのかもしれない。

シベリウスの曲を北欧の地で聞いていると、これまでとは違った感覚的理解が得られるように感じている。今はまだスウェーデンにいるが、明日からシベリウスの生誕の地かつ活動の地であるフィンランドに行けば、曲から得られるものがまた変容するだろう。

今朝方作曲実践をした際に、ついにバッハの二声のコラール69曲の全てを一通り参考にして曲を作った。これからは371曲の四声のコラールに範を求めていく。

これまでも四声のコラールを何曲か参考にしており、今日は夕方に23番目の曲を参考にした。参考にするべき曲は348曲ほど残っているが、これまで同様に地道に日々の作曲実践を続けていきたい。自らの創造性を育むためには、とにかく他の創造者の力を借りて自力の実践を継続させていくことが重要である、と昨日訪れたノーベル博物館で改めて思った。

シベリウス博物館を明後日訪れた際に、ショップでシベリウスのピアノ曲の楽譜が販売されていれば迷わず購入しようと思う。とにかく過去の偉大な作曲家に範を求めて実践を長きにわたって続けていく。

その思いをまた改めて強く持った。ストックホルム:2018/8/28(火)21:41

No.1271: Feeling at Dawn

Dawn breaks, and a new day begins.

I’ll visit Boston tomorrow for the first time in five years. Groningen, 07:28, Wednesday, 9/26/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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