top of page

3041.【北欧旅行記】取りとめもない考え


天気予報の通り、午後五時頃から雨が降り始めた。午後八時を迎えた今も小雨が降り続いている。雨の降るストックホルムの町並みをホテルの自室からしばらく眺めていた。

本日ノーベル博物館を訪れた際に購入した『ノーベル賞の百年:創造性の素顔(2002)』を先ほど読了した。写真も豊富に掲載されているが、300ページ近くにわたる分量のある資料であったが、その中身を食い入るように数時間読み進めていると、いつの間にか最後のページに辿り着いていた。

ノーベル賞受賞者の創造性や、自らの仕事を前に進めていこうとする彼らの力に引き込まれ、時間を忘れてしまうかのように没頭して本書を読み進めていた。ここでは具体的なことは書かないが、本書は今後も折を見て読み返すことになるだろう。実際に、本書の中にいくつも下線を引き、書き込みをする箇所も多く、自分を刺激してくれるものが詰まった書籍であった。

本書を購入したショップには、偶然ながら先日連絡を取ったハワード・ガードナー教授の書籍も置かれていた。それは、“Creating Minds: An Anatomy of Creativity Seen Through the Lives of Freud, Einstein, Picasso, Stravinsky, Eliot, Graham, and Gandhi (2011)”というタイトルのものである。

本書は以前に一読し、創造性について考えを深めていくための良書であると思っていたため、ノーベル博物館のショップの中の創造性に関する書籍のコーナーにそれが置かれていても不思議ではなかったが、ちょうど先日の日記の中で本書に言及していたこともあり、その偶然には驚かされた。

九月末から十月の初旬にかけてボストンを訪れ、その際にハーバード大学教育大学院(HGSE)に在籍する何人かの教授と面会をしてこようと思っており、その中にガードナー教授もいる。仮にガードナー教授と面会をする機会に恵まれたら、ノーベル博物館での話をしたいと思う。

ボストンの滞在について今触れたが、ボストン市内のホテルは軒並み高いものが多く、数日前にホテルの予約をしていた時には少々驚いた。一方で、ストックホルムのホテルはそれほど高いと感じなかったが——もちろん両都市のホテルはピンからキリまである——、ストックホルムは食べ物の値段がかなり高い印象を与えている。

今日、ノーベル博物館からホテルに戻っている最中に、新鮮そうなオレンジがふんだんに使われていることを売りにするカフェに立ち寄った。店内にいる客も名物のオレンジジュースを美味しそうに飲んでいた。

その光景を目にし、ちょうど喉が渇いていたこともあり、私もオレンジジュースを注文した。一杯700円ほどするオレンジジュースであった。

確かに味は美味しく、新鮮なオレンジから取れたのであろうことはすぐにわかったが、その値段は少々高いように思われた。そのような取りとめもないことを思い出しながら、ホテルの自室で時間を過ごしている。ストックホルム:2018/8/27(月)20:24

No.1267: Today’s Energy

Although it is cloudy right now, this morning is very calm.

I notice that the energy of my body and mind is augmenting. Groningen, 07:31, Tuesday, 9/25/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page