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2993. 小雨降る朝の夢


雨音が聞こえる中、今朝は六時に起床した。目を覚ましてみると、雨が少々振っており、気温がとても低かった。

このところ午前六時に起床すると、辺りはまだ薄暗いままであることに気づく。日が昇るのが徐々に遅くなっていることを日々感じる。秋の訪れも、もうすぐのようだ。

早朝に日課であるヨガをしている最中に、今朝方の夢について思い出していた。夢の中で私は、一階はモダンな一軒家、二階以降は塔のような変わった建物の中にいた。

最初に二階以降の塔のような場所にいて、そこに何かを祝福するための旗を立てようとしていた。いや、それは旗ではなく、厳密には彫刻のようなものであり、それを塔のてっぺんに掲げようとしていた。

隣にいた韓国人か中国人の女性がその彫刻を必死に運んでいる姿を見つけ、私はそれを手伝った。塔のてっぺんに掲げるためには少し工夫が必要であった。というのもちょうどてっぺんがある階と下の階には階段がなく、彫刻がギリギリ入るか入らないかの隙間を通じて上に持ち上げる必要があったからだ。

私はその女性と協力してなんとか彫刻を塔のてっぺんがある階に持ち上げることができた。その時、その女性は大変喜んでおり、私も喜んだ。

さらには、てっぺんのある階にはちょうど、どこかの国の国王がいて、その国王も彫刻の到着をとても喜んでいた。一つの仕事が終わって肩の荷を降ろすと、私は再び一階に降りた。

するとどうも様子がおかしい。何か事件があったようだ。

どうやらそれは窃盗事件のようだった。外には警官がいて家の中に入って捜査を始めようとしているが、その場にいた友人たちは少しばかり右往左往している。

「気持ちを落ち着けるためにコーヒーでも飲もう」と私は提案し、コーヒーを入れにかかった。すると、私の隣に一人の知人が歩み寄ってきた。その方は音楽鑑賞を好んでおり、音楽の話を突然私に持ちかけてきた。

具体的には、私が作った曲の楽譜を見せて欲しいとのことだった。ちょうど手元に以前に実験的に作った簡単な曲の楽譜があったので、それを渡した。

その方はすぐさまその楽譜を食い入るように眺め始め、何か書き込みを始めた。それはおそらくコードか何かの書き込みであったが、見慣れない表記方法を採用しているようだった。

書き込みが終わると、その方は口を開け、少しずつ私の曲の至らないところを指摘し始めた。その曲は実験的にあれこれ試しながら作ったため、至らないところが多々あることは十分承知であったが、最初はその方の分析方法に関心があったため、話を聞いてきた。

だが、やたらとしつこく批判を続けるものであるから、途中で嫌気がさしてきた。「代わりに別の曲があるのでこちらの方を見てください」と、私はもう少し洗練された曲の楽譜を渡そうとした。

しかし、その方はその楽譜を受け取ることをせず、依然として最初の楽譜を眺めながらあれこれと批評をしていた。そこからはもう相手にせず、コーヒーの様子を確認した。

コーヒーが出来上がるか否かのとこで一度目を覚ました。

今日はどうやら一日中曇りのようである。早朝に降っていた雨も今は止み、辺りは静けさを取り戻している。

今日の最高気温は22度、最低気温は11度と涼しい。まだ八月の半ばなのだが、このところ気候がめっきりと秋らしくなっている。

新たな季節の始まりに向けて諸々の準備をしていこうと思う。今日も静かな充実感を味わうような一日になるだろう。フローニンゲン:2018/8/17(金)07:01  

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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