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2953. 散発的な雨と幼児の喃語より

September 16, 2018

昼食を摂り始めるとすぐに雨が降り始め、昼食を摂り終える頃には雨が止んだ。今は幾分晴れ間さえ顔を覗かせている。

 

通り雨の独特な香りが辺りに立ち込めている。雨が降っている最中、その音に静かに耳を傾けていた。

 

実は雨の音はとても美しいということがわかってくる。雨の音の美しさを知覚したのは初めてのことかもしれない。

 

今日は空一面を雲が覆い、雨が散発的に降るおかげもあって過しやすい気温だ。久しぶりの雨を喜んでいるのは私だけではなく、フローニンゲンに生息する多くの生き物も同じことを思っているはずだ。そうした生命たちの喜びが雨の音に含まれ、結果として雨の音が美しく聞こえていたのかもしれない。

 

音に関して文章を書いていると、ふと今朝方のことを思い出した。私は普段早寝早起きだが、左隣の家の住人も早寝早起きだ。

 

左隣の家には一歳に満たない幼児がいる。以前その男の子を抱きかかえた父親と話をしている時に、男の子に話しかけてみたが言葉を返すことはまだ難しいようだった。

 

今日も早朝の六時半あたりに、その男の子が何やら喜びながら喃語を発している声が聞こえた。何をつぶやいているのかはわからないが、その声には嬉しそうな感情が乗っていることだけは確かだった。

 

男の子の喃語に言語的な意味は含まれていないのだが、感情的な意味が含まれていることが大変興味深かった。それは声のトーンやリズムなどによってわかる。

 

ここに作曲上のヒントが隠されているような気がした。やはり音楽記号を活用することによって、ある特定の感情を喚起することは十分に可能であり、それこそ無数の感情とその機微を意識的に曲として表現することが可能であるということがわかってくる。

 

隣の男の子の喃語から作曲上のヒントを得るとは思ってもいなかった。明日以降もその声が聞こえてきたら耳を傾け、声に含まれる感覚の機微を捉えるようにしたいと思う。

 

そして、その声がどのような過程で言語的発達を遂げていくのかも合わせて観察しようと思う。喃語から初語に変わる瞬間が楽しみである。それは紆余曲折する発達プロセスを辿りながら、非線形的にやってくるだろう。

 

ここ最近は、本当に柔らかな感覚が絶えず内側を流れている。それはそのまま落ち着きという感情として現れてくる。

 

その感覚を身体的に捉えると、やはり柔らかさが際立っており、色はクリーム色だ。クリーム色の長閑な畑道を歩いているような感覚がするのである。そんな感覚を持ちながら早朝の作曲実践に取り掛かっていた。

 

今日はこれからハイドンに範を求めて曲を作る。ここ数時間連続して、ハイドンのピアノ曲を聞き続けている。

 

昨日と同様に、今朝方の作曲実践では、日本の伝統楽器である尺八を取り入れて曲を作ってみた。和的な音を生み出すための探究を引き続き続けていく。

 

今後探究していきたいと思っているのは、ピアノだけを用いて和を感じられる音を出すにはどうしたらいいのか、という点についてである。おそらく今の私はピアノが持つ大きな可能性についてほとんど何も知らないのだろう。

 

例えば、ピアノはジャズのような雰囲気の音を生み出すことができるように、おそらく何かしらの工夫をすれば十分に和的な音楽世界をピアノだけで構築できるに違いない。

 

その鍵は、ハーモニーやメロディーにあるのか、あるいはその他の要因にあるのかは定かではないが、焦らずそれを探っていくことをしていきたいと思う。このあたりについてはまた今度、上の階に住むピアニストの友人に話を聞いてみようと思う。フローニンゲン:2018/8/8(水)13:11 

 

No.1213: Inner Merry-Go-Round

 

I was thinking about the importance of having a merry‐go‐round in our inner world. 

 

Our merry-go-round can be a safe place to rest and start a new challenge. Groningen, 09:40, Wednesday, 9/12/2018

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