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2941. 知的ゲームとしてのGREと作曲実践の方向性


時刻は午後五時を迎えた。確かに八月に入って間もないが、日が沈む時間が午後九時半あたりになったことを思うと、少しずつ秋が近づいてきていることがわかる。だがこの時間帯はまだまだ西日が強い。

今日は一日を通して涼しかった。このような日が続いて欲しいと願うが、明日と明後日はまた夏らしくなる。そこからまた今日のような気温の低い日が続くようだ。気温の変化が激しいので体調には気をつけたいと思う。

今日もGRE試験に向けた対策を進めていた。GREの問題を解くことをある種の知的ゲームとしてみなそうと思う。特に英文読解のセクションは論理パズルのような要素が強いため、ゲームとみなすことによって問題を解く楽しみが増すだろう。

試験本番もある意味ゲームの大会のような感覚で臨むことにする。そうした心持ちになれるように本番まで学習を進めていく。

気づけば単語集も四周目に入っていた。四周目を今日か明日に終えたら、一度巻末の最難関単語1853個に目を通し、単語を一瞬眺めた時に、その意味が体感として掴めないものについて次々に印をつけていこうと思う。

基本的に1853個の単語は、単語集の本編の中で取り上げられたものであるため、あえて丁寧に同義語や例文を書き込んだりはしない。とにかくスピーディーに1853個の単語を確認していくことを心がける。

それが終われば、五周目からは、赤鉛筆で印の入った未習得の単語を確認する中で、まだ習得できていないものを緑色の鉛筆でチェックしていく。それを一日かけて行う。

六周目は緑色のチェックマークが付された箇所だけ確認し、同様のことを七周目で行う。それらはどちらも一日で完了するはずだ。

そこから八周目では、そこでもまだ未習得の単語に今度はまた別の色を付す。そのようなことを繰り返していき、単語を完全に習得するまで単語集と向き合っていく。

GREの読解セクションと同様に、単語の学習もゲーム的な要素を取り入れたいところだが、今のところ良い案は思いつかない。ただし、単語の学習はゲーム的な喜びとは少し異なり、少しずつだが自分の語彙力がさらに拡張していることを実感すると、成長の喜びがある。

それをより明確に感じられるような工夫をし、語彙力の着実な向上を実感するたびに成長の喜びを味わうことにする。

今日はこれからGRE試験に向けた学習の休憩として作曲実践を行う。早朝にバッハの二声のコラールに範を求め、昼食後にハイドンに範を求めた。

今からバッハの四声のコラールを参考にして曲を作る。今回の実践からではないが、明日以降の実践において、これまでまだ使ったことのない演奏記号を実験的に活用していこうと思う。

ハイドンの曲に範を求めている時に、手持ちの音楽記号事典を眺めていると、いまだかつて活用したことのない演奏記号が随分とあることに気づいた。今後はそれらを積極的に活用してみることによって、作曲の幅を広げたいと思う。

昨日ふと思ったが、これから数年以内に、できるだけ多くの作曲家を対象に、彼らが一生涯をかけて残していった全ての曲を模倣していこうと思った。一人の人間の創造性は絶えず過去の創造者の影響を受け、彼らから引き継ぐものが無数にあることを考えると、この実践はなおさら意味があるように思えてくる。

楽器の演奏経験もなく、音符が一切読めないところから私は昨年に作曲実践を始めた。まだまだ学ぶべきことが山のようにあるが、最大の学びは自分で曲を作ることであり、同時に過去の偉大な作曲家を手本にしていくことである。

とにかく、これまで過去の作曲家が積み上げてきたものの全てを汲み取ることを意識して、無数の作曲パターンを自らの内側に取り込みたいと思う。今から行う作曲実践もまたその一歩である。フローニンゲン:2018/8/5(日)17:22 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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