たった今、起床直後の日記を一つ書き留めた。そこで空を眺めてみると、雲の形が変わっていることに気づいた。
先ほどまでは静止しているように思えた雲が実は動いているようだった。相変わらず地上には一切風が吹いていないのだが、雲がある上空は風が吹いているのだろう。昼食の前後に雷雨に見舞われるとのことであり、ここから空の様子もさらに大きな変化を見せるだろう。
今日はこれからGRE試験の対策に向けた学習をまず行う。時間にして一時間ほどそれを行う。
ここ最近薄々気づいていたが、単語学習を長時間行っていると、どこか思考が鈍くなり、自分から何かを外側に生み出していこうとする力が減退することに気づいた。
この感覚は詰め込み教育を受けた時の感覚に似ている。詰め込み教育が愚鈍な思考を生み出すというのは一理あるが、それよりも問題なのは、そうした教育が自分から何かを生み出していこうとする力を奪ってしまうことなのではないか、ということに気づかせてくれるような感覚があった。
八月の第三週目にGREを受験した後は、おそらくもうこの試験を受けることはないであろうから、抜かりなく対策をしていく。ただし、私の場合は対策に向けた学習が極端なものになりがちなので、少々学習を抑えていく。
GRE試験に向けた学習だけをして毎日過ごしては決してならず、程よい学習時間を確保しながら引き続き自分の探究活動や創造活動を続けていく。今日はそうした観点からも、ここ数日以上に読書を行いたいと思う。
ここしばらくは書物を読む量が随分と減っており、その分創造活動に時間を充てていたため、それは決して悪いことではないのだが、自分の内側から本を読みたいという欲求のようなものが生まれている。今日はそれに従う形で、机の上に置かれた書物を読み進めていくことにする。
これから一時間ほどかけてGRE試験に向けた学習をした後に、作曲実践に取り掛かる。今日は久しぶりにバッハのフーガを参考にしたいと思う。ここしばらくはフーガの曲を作っておらず、昨日急にフーガの曲を作りたいと思うに至った。
これも読書に対する欲求と同じであり、創作に伴う衝動のようなものである。バッハのどのフーガを参考にするかはまだ決めておらず、参考にしやすそうなものを直感的に選びたいと思う。
フーガに加えて、毎日の日課になっている二声のコラールも参考にしながら曲を作っていく。三曲目を誰のどの曲にするのかはまた時間が経ってから決めたいと思う。いずれにせよ、今日も少なくとも三曲ほど小さな曲を作っていく。
時刻は午前七時を迎えた。遠くの方で道路の工事が始まった音がする。オランダの作業員たちの朝は本当に早い。
このような時間から黙々と仕事に取り掛かる彼らの姿を見ていると、色々と思うことがある。自宅の目の前の通りを今改めて眺めてみると、工事が順調に進んでいる姿を確認することができた。
歩道の下の土をならし終えたようなので、そろそろ新しい石版がその上に置かれることになるだろう。着実と進んで行く工事の様子を見ながら、私も自分の仕事を着実に前に進めていこうという気持ちになった。フローニンゲン:2018/7/31(火)07:19
No.1184: An Autumn Dolphin
It is the fine weather today in Groningen, and it is warmer than in Northern Europe.
The atmosphere feels like as if an autumn dolphin were swimming in the sky. Groningen, 16:50, Tuesday, 9/4/2018