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2888. 現代の衛生観


観察、仮説の立案、検証、そして観察というサイクルがいかに重要かを身を持って経験している。嬉しいことに、手荒れがみるみるうちに回復してきた。

季節は夏であるにもかかわらず、冬の乾燥した時期のように手が荒れていた。赤みがひどく、これまでは治りかけの頃にも就寝中に手をかきむしっていることがあり、なかなか手荒れが完治しなかった。

今手の様子を観察してみると、手荒れが完治の方向に向かっている。これは本当に嬉しいことである。

今日の夏真っ盛りの状態を感じていながらこれを書くのもおかしいが、夏はそれほど長くなく、すぐにあの厳しい冬がやってくる。冬になると再び手荒れの可能性が生まれるため、再度今回の手荒れから学んだことを書き留めておきたい。

私は一般的に言われていることに関しても自分で検証してみないと納得できない性格を持っている。手荒れの原因に関して一般的に言われているのは、乾燥や手への刺激などだろう。それらの一般論が果たして自分にどれだけ当てはまり、そしてそれらの要因に対して対策を施せばどれほど手荒れが改善するのかを今回実験してみた。

これまで使っていた洗剤は低刺激のものであったが、その刺激をさらに緩めるために水で薄めた。そして、食器を洗う際には必ずゴム手袋を着用することにした。これによって随分と手への刺激は減ったように思う。

また、私は夏でも毎日浴槽に浸かる習慣があるが、入浴というのも手の脂を奪ってしまうことにつながりかねず、シャンプーやボディソープなども手への刺激物となる。それらへの対策として入浴中は荒れた指にサランラップを巻くことを行っていた。これらを行うことで随分と手への刺激も減った。

さらには、手の洗いすぎにも注意をしていた。卑近な話、トイレに行っても使った指しか洗わないように心がけていた。そもそも現代人は過剰に手を洗いすぎなのだ。

これまでトイレに行くたびに手の甲や手のひらなども洗っていたが、そのようなことが果たして必要なのかを改めて考えてみる必要がある。大学や街中でトイレを済ませた後に手を洗わない人をこれまで見るたびに不潔に思っていたが、そもそもそうした感情を生み出す文化的な認識の枠組みが自分に備わっているのかもしれない。

そもそも石鹸のない国の人は手など洗っていないだろう。今回の手荒れをきっかけに、使った指しか洗わないことが習慣になりそうだが、菌の付着率と移動速度について考えてみる必要がある。

実際のところトイレに行った時に指に付着する菌の量はいかほどであり、それはどれほどの速度で指から手のひらに移動するのだろうか。仮に付着量が少なく、移動もほとんどしなければ、なおいっそうのこと手のひらなどを洗う意味がわからなくなってくる。このあたりの仮説についても専門家に聞くか、何らかの手段を持って自分で検証したい。

衛生観というのも時代の様相に影響を受けており、現代の衛生観は幾分過剰なのではないかと思う。手の洗いすぎなどを含め、諸々が過剰のように思える。

自分の身体を過度に洗えば洗うほど、実は皮膚の機能を弱らせ、結果として外部から侵入してくる菌に弱くなってしまうのだと思う。過剰な無菌状態は身体を結果として危険にさらすが、これは精神的な次元においても当てはまるだろう。

現代は精神的な意味においても過剰な衛生観を持っているように思えて仕方ない。発達の原則の一つに異質な存在と向き合うというものがあるが、精神的な次元で異物だと認識するものを私たちはすぐに一掃しようとする。

そして、過度に無菌な精神空間の中で日常を送り続け、思わぬ大きな菌——異質な存在——に出くわした時にその衝撃のあまりに精神が破壊されてしまうことも起こりうるだろう。こうしたことを防ぐためには、普段から菌と接する機会を設けておくこと、あるいは自分の身体や精神の中に菌を培養しておくことが大切なのではないかと思う。フローニンゲン:2018/7/24(火)16:48  

No.1162: The Morning to Leave Stockholm

It rained last night, but it stopped this morning.

I’ll leave Stockholm in the morning for Helsinki.

I expect to spend a wonderful time there as well as in Stockholm. Stockholm, 07:07, Wednesday, 8/29/2018

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