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2871. GRE対策に向けた単語学習の工夫


時刻は午後の八時を迎えた。この時間帯の黄昏を眺めていると、なんとも心が癒される。

優しい黄色い光がフローニンゲンの街を包み、夜に向けての準備を静かに促している。今日は夕方に散歩がてら行きつけのチーズ屋に行ってきた。

道中、涼しい風が吹いており、往復で40分ほどの散歩を楽しんだ。もう八月が近づいているのだが、こうした過ごしやすい気候には感謝をする必要があるだろう。

自己を取り巻くこうした環境のおかげで、私は日々の自分の取り組みに集中することができている。来週末は少しばかり気温が上がるようであるが、それでもクーラーが必要なほどではない。日中にはカーテンを閉めて太陽の光が入ってこないようにすれば全く問題なく過ごせるだろう。

今日はここ数日と同様にGRE対策の一環として単語の学習を進めていた。毎日30ページずつ大判の単語集を進めていき、合計で521個ほどの単語を毎日確認している。

ようやく先ほど今日のノルマをこなした。今朝から少しばかり学習の方法に工夫を凝らし始めた。

これまでは見開きの二ページが終わる都度、同義語や例文を調べていたのだが、それだとなかなか学習の速度が上がらないことに気づいた。今朝からの工夫として、一日のノルマの半分ほどである16ページの単語を一気に確認し、その後、それらの単語の同義語や例文を確認するという流れにした。

こちらの方が学習効率が高く、昨日よりも短い時間でノルマを達成することができた。また、覚えていない単語に関しては、特に形容詞や動詞に着目し、あまりにも出題頻度が低いような名詞についてはそれほど気に留めないようにしている。本当に余力があればそうした出題頻度が低い名詞を二周目以降に覚えるようにする。

単語の持つ語感に注目し、さらには同義語を調べながら単語のネットワークを増やしていくことを意識することによって、ここ数日の間にも随分と単語のネットワークが構築されているように思う。GREについては六年前と四年前に受験しているという経験もあり、GREに出題される難解な単語に対して免疫のようなものがすでに備わっていることは有り難い。

今振り返ってみると、米国で生活を始めてまだ一年足らずの六年前に、よくこのような難解な試験を受ける気になったものだと驚く。六年前、そして四年前に学習をしたことが本当に無駄ではないことを嬉しく思う。

学習の蓄積を確かに見て取ることができ、同時に過去から現在にかけての自分の歩みを確認することができる。合計で3861個ほどの難解な単語が収められた単語集の一周目が一番労力がかかり、ここを通り過ぎればあとは随分と楽になるだろう。

確かに一周目は辛抱が必要だが、学習の過程の中で絶えず喜びを見つけていく。すでに習得している単語を見ては喜び、まだ習得できていない単語を発見したら純粋に喜びたい。

前者はさらに確固とした形で自分の身になり、後者についてはこれから自分の身になっていく。GREの対策をすることは今後の人生でおそらくもうないであろうから、来月中旬の試験までは学習を楽しみたいと思う。

それでいて、できる限りの学びをこの試験勉強から得たいと思う。GREで出題される単語は、今後自分が英語空間で思考運動を行っていく上で必須なのだから。フローニンゲン:2018/7/20(金)20:25

No.1152: Stockholm After the Rain

The sky above Stockholm became crystal-clear.

The weather forecast says that it rains in the afternoon, but I’ll enjoy walking beneath a sunny sky from now. Stockholm, 10:01, Sunday, 8/26/2018

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