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2822. その都度の振り返り:不協和音の響かせ方


起床時から続く曇り空に一向に変化の兆しが見られない。早朝の予報では少しずつ晴れ間が広がってくるとのことであったが、再度予報を確認すると、曇りマークが付いたままである。今日は曇り空の中をランニングすることになりそうだ。

これから少しばかり過去の日記を編集し、それがひと段落したらランニングに出かけたい。午後からは昨夜の計画通り、論文の最終修正に着手し始める。

一度提出したと思った論文が手元に戻り、再度論文の修正をするのは少しばかり億劫だと最初は思っていたが、今はだいぶ気持ちが違う。やはり納得のいく良いものを提出したいという強い気持ちが自分の中に湧き上がっている。

ちょうど今日の意識はどこか構成的であるので、論文の文章を組み立てていくには最適だと言える。こうした構成的な意識を日々高めてくれるのはもしかしたら作曲実践やデッサンのおかげかもしれない。特に前者の作曲実践の恩恵は計り知れないだろう。

作曲のプロセスそのものは多分に構成的であり、一つ一つの音をある総体にまとめ上げていくことが要求される。確かにモーツァルトを含め、一部の天才的な作曲家の場合は最初から全体が自己の内側にあり、それを曲として形にしていくだけの場合もあるが、私の場合は部分から全体を組み立てていくという方向性の方が強い。

もちろん、曲を作ることに着手する瞬間に、自己の内側には何かしらの全体がすでにあり、それが一旦部分的な形となって外側に流れ出し、のちに全体に形取られていくという風に考えることもできる。

先ほど一曲ほどモーツァルトに範を求めて曲を作った。作曲の一つ一つの体験は自分にとって一回の旅と同じぐらい貴重なものであるから、作曲実践をした都度、短くてもいいので振り返りを行っていきたいと思う。こうした地道な振り返りがいつか大きな建築物を生み出す技術を涵養していくはずである。

参考にするモーツァルトの曲の楽譜を眺めていると、これまでの私があまり試したことのない音符の並べ方をしているものを発見した。和音を構成する際に、私は隣接する音符を組み合わせることをこれまでしていなかったが、モーツァルトが隣接する音符の組み合わせを巧みに響かせていることに気づいた。

確かにこれまでも他の作曲家の楽譜で何度もこの組み合わせによる和音を見てきたが、これまではあまりそれを意識したことはなかった。試しにモーツァルトが行っていたように、隣接する音符の組み合わせで和音を作ってみたところ、不安定な響きとして聴こえた。

こうした不安的な音、つまりある種の不協和音をいかに綺麗に響かせるかについてはまだまだ学びを深めていかなければならないと改めて思わされた。実はこれを実験する際に、曲の文脈と切り離して、余白の小節にその音の組み合わせを並べて聴いてみただけだったので、不協和音が綺麗に響くか否かは曲の文脈、つまりハーモニーをいかに構築するかにかかっているのかもしれないと思った。

ここからしばらくは不安的な音をいかに巧みに曲の中に組み入れていくかというテーマを設定したいと思う。

最後に、モーツァルトの原曲とは異なるテンポで曲を作ってみたところ、完成した曲と原曲の印象は随分と異なることに気づいた。メロディー、リズム、ハーモニーのみならず、テンポというのもやはり重要な要素だということを改めて思う。

午後に論文の修正に目処がついたら再び作曲実践を行おうと考えており、その際には上記で述べたことを強く意識し、曲を作り終えたらまた振り返りをしたいと思う。一つ一つの作曲体験は旅の体験と同じであることを肝に銘じる。フローニンゲン:2018/7/11(水)10:49

No.1128: Sky

It is cloudy all day long, but I can see a light-blue sky in the distance.

Nature always discloses mysteries for us. Groningen, 08:32, Friday, 8/17/2018

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