top of page

2820. 論文との付き合いの継続


少しばかり私の誤解があり、提出した修士論文を再度手直しすることになった。先週の水曜日に二人の論文審査官に論文を送ったことをもってして論文の最終的な提出だと思っていたのだが、どうもそこから二人の簡単なレビューが入り、一度フィードバックコメントを受けて、それをもとに再度提出したものが最終版となるようだ。

昨年もフローニンゲン大学に修士論文を提出したのだが、その時はこのようなプロセスではなかった。当時は論文アドバイザーのサスキア・クネン教授に一度最終ドラフトを提出し、それに対してフィードバックを受け、そこから最終版の論文を提出するという流れであった。

今回は二人の審査官が一度私の論文を読んだ後にそれに対してコメントが付され、そのフィードバックを元に再度論文を修正する必要が生まれた。これは査読付き論文を投稿する際のプロセスと似ている。

査読付き論文を出版する際にも、必ず査読者からのフィードバックがあり、それらのコメントを反映させる形で論文を修正する必要がある。先週の水曜日に論文を提出したことをもって安堵していたが、もう少しだけ論文の執筆に付き合う必要があるようだ。

これについては肯定的に捉えるようにしている。確かに先週の水曜日をもってして論文の執筆から解放されることは、自分が望む探究活動と創造活動だけに従事する生活の開始を告げるものだった。

しかし幸いにも、フィードバックコメントを眺めてみると、手直しの分量はそれほど多くなく、それらのコメントに対してどのような文章をどのように執筆していけばいいのかの道筋が見えている。また、先週提出した論文が最終版にならなかったことは、論文アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授の配慮も関係していただろう。

私はそれほど論文の評価を気にしていないのだが、ツショル教授はできるだけ高い評価を私が受けれるように配慮してくださっており、今回論文の修正を促されたのはそのことと関係しているだろう。

論文の修正に関するメールを昨夜受けた時、すでに論文の執筆から解放されたと思っていた私はあまりそれを良い知らせとは受取れなかった。だがよくよく考えてみると、ツショル教授の配慮がそこにあったり、また今回の論文はせっかく一年かけて執筆してきたものなのだから、できる限り良い論文を提出したいという思いになった。

ランニングから戻り、昼食を摂ってから論文の修正に少しずつ着手したいと思う。フィードバックコメントと照らし合わせながら、まずは修正が容易な箇所から着手していく。

修正が完了する都度、対応するコメントにチェックマークを付していく。結局ほとんどのフィードバックはイントロダクションと先行研究のレビューに関するものだった。これらの箇所については大きく手を加え、分量と構成共により充実したものにしていきたいと思う。

今日一日でどれだけ修正できるかはまだわからないが、希望としては大半の修正が終わることを期待している。仮に全ての修正が終わらなかったとしても、論文の再提出まで一週間ほどの時間をもらっているため、明日や明後日にまた修正を施していきたい。

書籍や論文を含め、自己から生まれる全ての創造物は自分の子供のようであるから、この論文ともう少し付き合えることを有り難く思いたい。フローニンゲン:2018/7/11(水)07:32

No.1126: Birdsongs

Although it is still a weekday, Groningen is calm today, too.

I can hear birdsongs from somewhere close to my house. Groningen, 08:54, Thursday, 8/16/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page