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2797. 初夏のある土曜日の始まりに


今朝は六時前に起床し、六時過ぎから一日の活動を開始させた。ここ二日間の曇り空とは異なり、今朝は快晴の空が広がっている。

優しい黄色を発する朝日が赤レンガの家々を照らしている。現在風が一切吹いておらず、街路樹は静かにその場にたたずんでいる。とても穏やかな土曜日が始まった。

今日はこれから真っ先に、過去に作った曲を二つほど編集したい。それらを聴きながら喚起される感覚をデッサンとして残しておくという実践を合わせて行う。

昨日改めて過去に描いてきたデッサンを眺めてみたところ、色彩の多様さと形象の多様さには驚かされた。自分で描いたはずの絵を眺めていると、全く飽きがこず、逆にそのシンボルの意味を考えてしまうことに没頭してしまうかのようだった。

これからも毎日このデッサンを続けていき、折を見てシンボルが示す事柄について考えを巡らせたいと思う。

過去に作った曲を編集したら、その流れで作曲実践を行う。今朝もバッハの変奏曲に範を求めようと思う。

昨日はバッハの変奏曲とモーツァルトの曲に範を求めて二曲だけ作った。昨日は夕食後からあれこれと調べ物をしていたため、三曲目を作ることはできなかったが、今日は三曲ほど作ろうと思う。

毎日三曲作るということが徐々に習慣になってきており、三曲を作らなければどこか違和感を覚えるようになってきた。これは私にとって大変良い兆候だ。これはまさしく習慣の形成期において起こる固有の感覚であろう。

早朝に一曲ほど作ることができたら、その後にメシアンが執筆した作曲理論の解説書“The Technique of My Musical Language (1944)”を読もうと思う。本書は大判のテキストであるが、分量としては100ページほどなのでそれほど多くはない。

今回は初読ということもあり、まずは全体の構成と中身の様子を確認するように読み進めていきたい。おそらく今日の午後あたりに一読目が終わるだろう。

メシアンの書籍を読み終えたら、現在協働執筆中の書籍のレビューを行い、自分の担当箇所の文章を執筆していく。現行のレビューに十分な時間をかけ、補足説明が必要だと思われる箇所に自分のコラムを挿入していく。

今回の章には少なくとも一つのコラムを設け、最大二つのコラムを執筆していこうと思う。本日中に取り組みたいことはだいたいそれぐらいであろう。

それら全てが早めに終わったら、引き続き作曲実践に取り組んだり、先日届いたルーミーやマラルメの詩集を読み進めていきたい。そうした形で本日を終え、明日の日曜日につなげていきたいと思う。

静かで、それでいて情熱的な初夏の休日の一日が今始まろうとしている。フローニンゲン:2018/7/7(土)06:55 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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