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2782. 希望に満ちた欧州三年目の生活

August 12, 2018

時刻は午後の九時に近づいている。今日が月曜日であるということをすっかり忘れていた。

 

昨日までの休日となんら変わらないリズムで日々の時間が流れていく。夕日が黄金色の輝きを見せている。あと一時間半ほどで今日の太陽は沈んでいくだろう。

 

今日は作曲実践と読書を集中的に行った。明後日には研究発表が控えているため、明日は午前中と午後の二回に分けて発表の予行練習をしたい。また、夕方には論文の最終レビューを行う。

 

このレビューは明日と明後日にかけて二度行い、明後日の夜に論文の審査官である二人の教授に送る。これをもってしてフローニンゲン大学での二度目の修士論文の執筆を無事に終えることになる。

 

それが終われば完全に自由な探究に励むことができる。欧州での三年目は旅を積極的に行い、日記と作曲を絶えず継続させていく。

 

さらには、普段の生活の中で画集を眺めるだけではなく、本日購入した詩集を少しずつ読み進めていきたい。詩的世界が自分の内側にようやく入り込んできたことを大変嬉しく思う。

 

これまで何度も詩には近づいたり離れたりを繰り返していたが、今回はこれまでとは違うような感覚がある。詩をゆっくりと読む心のゆとりと時間のゆとりができたことにまずは感謝し、詩的世界が自分の内側に流れ込んでくるほどの成熟を遂げつつある自分の内面に純粋な驚きと喜びがある。

 

明後日の研究発表を終えたら、その足で街の中心部の古書店に立ち寄り、シュリ・オーロビンドの詩集を購入したいと思う。本当に明後日でフローニンゲン大学で過ごす二年目の生活が全て終わる。

 

あっという間でもあり、長くもあった二年間だった。二つの相矛盾する時間感覚を内包する二年間だったが、一つ言えることは間違いなくこの二年間はこれまでの人生の中で最も深く有意義なものであったということだ。

 

ジョン・エフ・ケネディ大学に留学したあの二年間を凌ぐほどの充実さであったと言っていいだろう。それぐらいにこの二年間は自分に大きなものをもたらしてくれた。

 

何よりもこの二年間は私を大きく変容させてくれたのだ。そのことをまず認め、これからの欧州での三年目の生活に入っていきたい。

 

本日購入した詩集の著者の一人であるルーミーは37歳の頃に詩に出会い、そこからしばらくして詩作活動に没頭したそうだ。その没頭の度合いは目を見張るほどであり、その期間にルーミーは膨大な詩を残した。

 

単にそれは量的に膨大であったというだけではなく、詩的世界の真相を捉え、このリアリティの再奥を捉えたものであった。その詩集がイギリスの書店から到着することが待ち遠しい。

 

音楽、絵画、詩。この三つが三年目の生活の核になる。

 

日記はその核を取り巻く器であり、同時にそれら三つのさらに深い核でもある。画集を眺め、詩集を読み、過去の偉大な作曲家の楽譜を参考にしながら作曲をしていく。

 

そして旅を挟みながら、毎日絶えず日記を執筆していく。そのような生活がこれから始まろうとしている。とても希望に満ちた欧州生活三年目の始まりである。フローニンゲン:2018/7/2(月)21:02  

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