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2759. 早朝の作曲実践と二つの世界をつなぐ橋


起床してから四時間半ほど経った。起床直後にいつも通りにすぐさま日記を執筆し、その後作曲実践を行った。

ここ最近はショパンに範を求めることが多い。特にショパンのマズルカに範を求めている。

それぞれの調が持つ固有の色や特性についてより言語化を行っていく必要性を感じる。まだそれぞれの調に対して自分なりの言葉が付されていない。

そうしたことを行う前段階に今の自分があり、引き続き各調の曲を作る中で経験を積んでいき、その過程の中でそれぞれの調に対する自分の感覚を磨いていきたい。今少しばかり気づき始めているのは、確かに一つ一つの調にはそれを代表するような色や感覚があるが、一つの曲という音楽空間を形成してみた際に、つまり一つの文脈を形成した際に、その色や感覚の現れ方に変化が生じるということである。

こうしたことが言語による一般化を難しくしているのかもしれない。自分が曲を作った際には、常に固有の音楽空間がそこに出来上がっており、その空間内の中でのみ姿を表す側面がそれぞれの調にはある。

そうしたことを考えてみると、まずは“Expanding Tonal Awareness: A Musical Exploration of the Evolution of Consciousness (2014)”で解説されているそれぞれの調に対する一般的な感覚を磨いていきながらも、作曲実践の都度、そこに固有に立ち現れているものにも意識を向けていく必要があるだろう。このようにして調性に対する自分の感覚が広く豊かなものになっていくと期待している。

ようやく早朝の作曲実践が習慣になったようだ。これまでは昼食後と夕方に作曲を行う日々が続いていたが、いよいよ早朝にその実践を行うようになった。

これは私にとってとても喜ばしい。なぜなら、早朝の時間帯が最も創造活動に適しているからである。

十分な睡眠を取った後の集中力の高い時間帯に創造活動に励む。朝の時間を大切にした人物は数知れず、それは先日にロンドンで訪れたディケンズ博物館での体験について書き留めていたように、ディケンズが行っていたことでもある。とにかくこれからは朝の時間帯をより大切にしたいと思う。

書斎の窓から外を眺めると、街路樹が美しい緑色を発していることに改めて感じるものがある。この人生において、時に自分がどこを歩いているのかわからなくなることがある。

こちらの世界とあちらの世界をつなぐ橋のようなものが知覚され、その周りをウロウロしていると、その橋が愛情に満ちたものであることがわかる時がある。今目の前に見える新緑の街路樹もその橋の一つである。

自分がいったいこの人生においてどこを歩いているのかは知らないが、静かな幸福感が内側から滲み出てくるのは確かだ。今日も誰かが歩いた道の上を歩き、自分の道を作りながらその上を歩いていく。

日々人生の新たな側面が見えてくる一方で、その深遠さは深まる一方である。この人生とはいったいなんなのであろうか。

それを考えない日などない。日々生きているようでいてそれは果たして生きていることを意味するのだろうかという問いだけが、日々を確かに生きていることを実感させてくれる。フローニンゲン:2018/6/27(水)10:45

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