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2748. 【ロンドン滞在記】刻まれる秒針

August 5, 2018

昨夜就寝に向けてベッドの上に横たわり、目を閉じてみると、そこには溢れかえる心象イメージで満たされていた。ここ数日間、毎日ロンドンの街を歩いて散策しており、またそれに加えて、強い印象を残す博物館や美術館を訪れているためか、自分の内側にイメージの渦が出来上がっているようだ。

 

興味深かったのは、それらの心象イメージがどことなく「ロンドン的」であったことだ。ロンドンの街並みや、街を走る特徴的な車などが昨夜のイメージの中心を占めていた。

 

ここからもやはり、身を置く環境が自分の感覚に多大な影響を与えていることがわかる。この世界のどこで生活をするのかというのは精神生活を決定的に左右する。

 

ここのところ私は毎日、これからどこで生活をしていくのが良いのかを考えている。結局一つの決定的な拠点というのは見つからず、もしかしたら幾つかの生活拠点を持ちながら、それらの場所を行き来するような生活をするかもしれない。

 

この世界において自分が身を置くべき場所はどこなのだろうか。自分は一体この世界のどこに流れ着くのだろうか。そのようなことを毎日考えている。

 

今日は午前中に、宿泊先のホテルから目と鼻の先にあるディケンズ博物館に足を運びたいと思う。博物館を訪れた後は、大英図書館に行き、そこで作曲実践をする。

 

ロンドンに来て改めて、自分は絵画と音楽に溢れた生活を心底望んでいることがわかった。また、それ以外のものは何もいらないということもわかった。

 

とにかく絵画と音楽の中で日々の生活を形作っていく。オランダに戻ってからは、毎日画集や楽譜を眺め、これまで以上に曲を作っていくことになるだろう。そのような予感がしている。

 

一般的な意味での社会生活はもうやめにしようと思う。何としてでも数年以内に自らの創造活動だけに打ち込む生活を形作る。

 

外部との接触をほぼ断ち切る。自分の創造活動と関係のない交流は特に避けなければならない。

 

外部からの雑音を極端なまでに避ける。「他者であるような他者」と関わることは一切やめ、「自分であるような他者」と思うことができるごくごく少数の人とだけ付き合いを継続させる。

 

ここからの数年で実現させるべきことは「清算」だ。世間からの評価という馬鹿げた度量衡を完全に手放し、ただ作るに作る日々を過ごしていく。

 

この世界のどこかで創造活動だけに従事する生活を送る日が近いうちに必ずやってくる。それがもう確かなものとして感じられる。

 

先日に大英博物館を訪れた時、時計の展示品を眺めながらあることを考えていた。大きな時計を前にした時、仮に秒針が毎秒数ミリほど動いているのであれば、一分間で数センチほど動き、一時間、そして一日を通して見れば、随分と長い距離を時計は日々刻んでいることに気づいた。

 

それが年間になればもっと長い距離となる。果たして自分の中で毎日刻んでいるものがあるだろうか。私はそんなことを自問した。

 

小さくてもいい。日々小さなものを積み重ねていくことが、いつか巨大なものを生み出す。

 

日々一歩一歩小さな歩みを進めていれば、気が付かない間に長大な距離を歩いていたことになる。時計の展示品をぼんやりと眺めながら、自分のこれからの歩みについて思いを馳せていた。

 

とにかく今日も秒針を刻むかのように小さな一歩を積み重ねていきたいと思う。いつかでいい。そうした積み重ねがいつか自分を遥か彼方の場所にまで運んで行ってくれることを願う。ロンドン:2018/6/24(日)07:09   

 

No.1100: A Call From the Aegean Sea

 

A couple of weeks ago, I suddenly had a yearning for theAegeanSea. 

 

I’ve never visited there, but I suppose that my soul wishes to return back there and to restart again. Groningen, 08:30, Thursday, 8/2/2018

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