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2727. ショパンの曲と身体感覚の鍛錬


昨日から早朝の時間帯にも作曲実践を行うようにし始めた。これは今の自分にとって非常に良い実践のようだ。

早朝の頭が冴えている時間帯に集中して一曲を作ること。これをこれからの完全な習慣にしたい。

やはり朝はしっかりとした睡眠をとった後であるため、曲の世界に入っていきやすい。外の世界も静かであり、曲を作る上では申し分ない時間帯だと思う。

早朝はショパンの曲に範を求めて曲を作っていた。まずは長調の曲を参考に短めの曲を作り、その後モチーフは同じものを用いながら短調の曲を作った。

ショパンの短調の曲は本当に素晴らしいものが多い。その音色には引き込まれるようなものがある。

そこには冷たい哀しみや暖かい哀しみがあり、多様な色の哀しみがそこにある。ショパンの音色が持つ色彩については本当に探究をしていきたいと思う。

ショパンの曲を楽譜を眺めながら静聴すること、そして実際にそれらの曲をもとに自分の曲を作っていく実践を行っていく。そうした地道な鍛錬が自らの音楽的な色彩感覚を磨くことにつながるのだと思う。

午前中の作曲実践を通じて、リズムによってメロディーを生み出していくためには、音楽のみならずある種の運動神経が必要になるのではないかとふと思った。リズムは文字通り、音の律動であり、それは自分の身体の諸々の律動と関係している。

心臓の鼓動、脈拍、脳波の動き、身体エネルギーの動きなど。音のリズムと自分の身体の様々な律動は密接に関係していることにふと気付いたのである。

ここから音感を鍛錬していくのみならず、純粋に自分の身体意識をより一層研ぎ澄ませていこうと思った。それを実現させる方法はいくつもあるが、早朝と午後のヨガの実践というのはわかりやすい実践であり、その他にはエネルギーワークなどもある。

さらには、身体感覚を言語化することやデッサンとして表現することも身体感覚を涵養していくことにつながり得る。それらを包括的に実践しながら徐々に身体感覚をさらに研ぎませていこうと思う。

全ては自分が理想とする曲を作るためであり、そうした曲が存在している音楽空間に参入するためである。今の感覚のままではアクセスできない音楽世界があることをすでに知っている。

そしてどのような感覚をどれほど研ぎ澄ませればそうした世界にアクセスできるのかをすでに知っている。あとはその実践に絶えず従事していくかどうかが鍵を握る。今日も午後にヨガを行い、夕方にまた作曲実践を行いたい。

天気予報の通り、午前中に少し雨が降っていた。それは本当にぱらつく程度の雨であった。今は雨が止み、灰色の雲や白い分厚い雲が空を覆っている。

早朝に過去の自分の曲を聴いていると、「真夏の白鳥」が空に舞うような感覚がした。そして、その白鳥が静謐な湖面に降り立つような音が聞こえて来るかのような感覚に包まれていた。

今の季節は決して真夏ではないのだが、真夏の白鳥を知覚するような体験であった。それは冷たくもあり、どこか熱さを内に秘めた感覚であった。

とっさに湧き上がってきたこの内的感覚、そしてその感覚を「真夏の白鳥」とすぐさま名付けた自分について改めて不思議に思う。フローニンゲン:2018/6/19(火)12:49  

No.1084: A Morning Walk

Groningen comes to be a real summer.

Yet, morning is still cool, and thus I often want to go on a walk in the early morning. Groningen, 09:05, Tuesday, 7/24/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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