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2721. 早朝の作曲実践とロンドンへの旅


どうやら目には見えないほど小さな雨が降り始めたようだ。霧のような雨が降り始めたのと同時に、近所で工事の続きが始まった。昨日はまでは休日であったから工事も一旦中断していたが、今日からまた工事が再開したようだ。

今朝は起床直後に、早朝の静かな時間帯に一曲作ってみようと思い、先ほど一曲作った。作曲も文章の執筆と同様に、ある種の内的緊張と集中力を要するため、一日が終わりに差し掛かる頃の少しばかり疲れた状態で曲を作るようりも、早朝に曲を作ることは望ましいように思えた。

実際に先ほど一時間ほどの時間を充てて一曲を作った。しっかりとした睡眠を取った後の早朝の方が断然集中力が高いため、朝に作曲をすることは自分のリズムに合っているように思えてくる。

過去の日記を読む前に、まずは作曲実践から一日の活動を開始していこうと思う。流れとしては、軽めの身体運動、内的感覚のデッサン、一つの日記記事の執筆、作曲、それから過去の日記の編集という流れにしたい。今日からその流れが一つの習慣となっていく。

先ほど過去に作った曲を聴いていると、心の空に緑色の星々が瞬いているのを知覚した。その瞬きに対して少しばかり夢想をしていた。

曲に固有の音色についてはこれからより真剣に探究をしていきたい。「音色」というのは比喩では決してないのだ。本当にそこには色があるのだ。

それは肉眼で捉えることのできるものではなく、心の眼と耳を必要とする。それら二つの心的感覚器官の感覚を養っていこうと思う。

一つ一つの音や調が持つ固有の音色を聴きわけ、それらを自分の曲の中で表現できるようにしていきたい。こうした感覚を養うためには、以前に購入したルドルフ・シュタイナーの色彩理論を学ぶこと、および昨日購入したシュタイナー思想に影響を受けた音楽家の理論書を読むことが有益だろう。

明後日から始まるロンドンへの小旅行について期待が膨らむ。それはとても落ち着いた期待だ。

明日は荷造りだけではなく、事前にいつどのような場所に行くのかのスケジュールを決定したいと思う。曜日によっては美術館や博物館が閉まっていることもあるだろうから、明日は目星の美術館や博物館の開館日時を確認し、そこから逆算してスケジュールを決定していきたい。

毎日あれこれ勉強をして、様々な場所に旅に出かけていくことによって、初めて作曲の技術と思想が深まっていくような気がする。勉強と旅。それらは私の人生になくてはならないものだ。

ロンドンを訪れる際も勉強道具を欠かさずに持って行く。訪れる美術館や博物館で画集や何かしらの文献を購入するであろうから、持参する書籍は最低限のものでいい。一冊何かを持っていきたいと思う。

あとはノートと筆記用具があればそれだけで勉強は十分できる。旅の際の勉強で何より重要なのは、そうした書物だけではなく、自分の感覚を最大限に開くことだろう。

旅でしか得られない感覚、そしてその土地に根ざす固有の感覚を存分に得るためには自らの感覚を解放する必要がある。感覚の解放に向けた準備も進めていこうと思う。ロンドンはもうすぐそこにある。フローニンゲン:2018/6/18(月)08:26 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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