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2710. ロンドン小旅行計画:ウェストミンスター寺院でのパイプオルガンコンサート


週の終わりの土曜日がゆっくりとした速度で始まった。今朝は六時前に目を覚まし、六時半を迎える前に一日の活動を始めた。

目を覚ました瞬間に、雨音が耳に入ってきた。「どうやら雨が降っているらしい」そのようなことを考えながら目を開けた。

今朝は早朝に雨が降っており、六時半を迎えた今はもう雨が止んでいる。空の色は薄青く、今は風がない。

外の世界で動いているものは小鳥の鳴き声ぐらいだろか。静止した世界の中に小鳥の鳴き声だけが律動を持っている。

いよいよ来週の水曜日にはロンドンに向かう。今回は五泊六日ほどの小旅行だ。このくらいの小旅行が今の私にとってはちょうど良い。

昨日、ロンドンで足を運ぶ場所をもう一度確認していた。美術館や博物館関係についてはすでに目星の場所を以前に調べていた。昨日改めて調べていたのは、オルガンコンサートがロンドン市内で行われていないかということだった。

調べてみると、ロンドン市内にも随分と立派な聖堂や教会があり、随所にオルガンコンサートが開催されているようだった。数ある聖堂や教会の中でも、自分の滞在日に合致するコンサートがないかを調べていたところ、一つ目を引くコンサートがあった。

ちょうどロンドンを出発する前日に、ロンドンを代表する一つの建築物であるウェストミンスター寺院でパイプオルガンのコンサートが行われることを発見した。写真を見るからにこの寺院はとても立派であり、改めて調べてみると、ユネスコの世界遺産に登録されているようだ。

道理で立派なわけだと独り合点した。さらに調べてみると、私たちにとってなじみ深い始業や就業のチャイムの音階は、この寺院のために作曲された曲に基づいているそうだ。

そこからさらに調べてみると、この寺院は英国にとっても非常に大きな意味を持っている建造物だということがわかった。というのも、歴代の王や女王、そして英国の偉人たちがこの寺院の墓地に埋葬されているからだ。

例えば、ニュートンやダーウィンなどの科学者や、ヘンデルやディケンズなどの芸術家などもこの寺院の墓地に埋葬されている。ロンドン滞在の最終日の午後はこの寺院に足を運び、しばらく散策をした後にパイプオルガンのコンサートに参加したいと思う。

大英博物館、ナショナルギャラリー、ヘンデル博物館、ディケンズ博物館、大英図書館などを含め、ロンドンでは自分の関心を引く場所でゆっくりと時間を過ごしたいと思う。今回の小旅行もまた何かを私にもたらしてくれるだろう。その何かを時間をかけて温め、緩やかな時の流れの中で育んでいく。フローニンゲン:2018/6/16(土)06:47 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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