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2692. その土地固有の土着神


——土地の名前はたぶん 光でできている——大岡信

時刻は昼の一時を迎えた。先ほど昼食を摂り終え、これから午後の仕事に取り掛かる。

今日は朝からずっと雲が空を覆っている。昼食前に近所のスーパーに買い物に出かけたが、とても肌寒かった。

午前中にふと、その土地固有の名称について思うことがあった。この世界を旅するとき、いつも私はその土地の名前に着目する。

いかなる場所の土地の名前も個性的であることがすぐにわかる。土地の名称はどれも個性豊かで興味深いのだが、そこには個性を超えた何かがあるような気がいつもしている。

それが何なのかがようやく見え始めた。その土地の名前は土着神の名前に他ならないのではないか。その土地固有の名称は、その土地に宿る土着神の名前なのだ。そんなことを午前中にずっと思っていた。

来週の水曜日から始まるロンドン旅行が迫ってきている。早いもので出発の日まで一週間ほどとなった。

ロンドンにも固有の土着神が宿っているに違いない。しかも、小さな土着神は一つ一つのストリートに存在している。それらの土着神に会いに行くのが来週からのロンドン旅行の一つの意義だ。

来月に足を運ぶデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園には、文字通り大自然を司る神がそこにいるに違いない。ここで述べている神とは、今朝方の日記でも書き留めていたように、人格神を指すのではなく、私たちの存在を遥かに超えたような存在及び全ての存在または事象を生み出す全体場のようなものを指している。

八月に足を運ぶフィンランドにおいても同様に、土着神がそこに存在しているだろう。世界中を旅行するにしたがって、徐々にその土地固有の土着神を感じ取れるようになってきている。

旅が自分の感覚を解放させつつあるようだ。閉じられた感覚が今徐々に開きつつあるのを実感している。

今日は昼食前に作曲実践を行った。改めて、作曲技術を涵養していくことを焦ってはならないと思った。

無理をせず、少しずつの実践を積み重ねていく。毎日わずか一つか二つだけの曲しか作れなくてもそれでいいのだ。とにかく少しずつ進んでいくことが大切となる。

昨夜ふと、技術と思想の双方を涵養していくことが創造活動上においてどれほど大事かを考えていた。技術偏重であってはならず、また思想偏重であってはならない。

いくら技術があっても思想がなければ意味はなく、いくら思想があっても技術がなければ意味がない。それら双方が高度に獲得されて初めて自分なりの創造活動に従事することができるのだと思う。

まだまだ学ばなければならないことが沢山ある。今日はこれからもう一曲ほど作り、作曲理論に関する専門書を読み進めていく。

時間があれば美学に関する書籍にも目を通すことになるだろう。実践と理論的学習を絶えず往復するように日々を進めていく。

薄暗く肌寒い外の世界にもやがて陽が差すであろう。フローニンゲン:2018/6/12(火)13:25 

No.1065: Singing Grasshoppers

Grasshoppers can not only hop but also sing.

When we observe them with our eyes of spirit, we can see their singing.

If we don’t recognize it, we are typical modern people who lost eyes of spirit. Groningen, 07:45, Saturday, 7/14/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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