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2686. 月曜日の午後に


今日の早朝は本当に外が寒そうに見えた。暦の上ではもう夏だというのに。

早朝の様子が寒そうに思えたため、今日は午後から長袖を着て外出した。大学の図書館に立ち寄り、協働プロジェクトに関する書類を印刷した。

大学キャンパスに向かう頃には随分と太陽が照っており、確かに風はひんやりとしていたのだが、キャンパスに着く頃には汗がにじみ出てきた。このくらいの気温であれば、やはり20分ぐらい歩くと体が熱くなってくるようだ。次回からはもう半袖で外出をしようと思う。

大学の図書館に立ち寄った後は、街の中心部に行き、クリーニング屋に立ち寄った。冬用のコートとマフラーをクリーニングに出した。今日は以前お願いをした時とは違う店員が担当しており、彼は二十代の前半だろうか。とても気さくなオランダ人であり、日本に関していろいろと質問をしてきた。

なにやら日本に是非とも一度訪れたいという考えを持っているらしく、彼の友人が日本を訪れた時の好意的な印象を語った内容の話を聞いた。クリーニング代金をカードで支払おうとすると、その店ではデビットカードも受け付けておらず現金のみの支払いであることを思い出した。

手持ちの現金は日本円で数百円程度であったからその場で支払いをすることができなかった。彼に数分待ってもらうことを告げ、近くのATMで現金を下ろした。再び店に戻ると、彼が笑顔で出迎えてくれた。

そこでもまた少し立ち話をした。なにやら彼はこのクリーニング屋で働く傍ら、デザイナーとして自分のビジネスをしているようだ。彼がデザインした革製品を幾つか見せてもらうと、非常に質が良さそうだった。

かなり突飛な質問だったが、彼から日本における革製品市場について質問を受けた。特に、クロコダイルやシマウマの革で作られた靴などについて質問された。

私はその分野にあまり精通していなかったため、あまり有益な回答をすることができなかったと思われるが、彼が手がけた製品やビジネスについて話を聞くのは面白かった。

デザインはオランダで彼が行い、実際の製造はイタリアとイギリスで行っているそうだ。特に今は靴に力を入れているとのことである。また、ロシアではTシャツの製造も行っているという話を笑顔でしていた。

ちょうど彼のウェブサイトのURLを教えてもらったので、また後ほど調べてみようと思う。クリーニング屋を後にすると、最後に行きつけのチーズ屋に立ち寄り、いつもと同じナッツ類といつもとは異なるチーズを購入した。

チーズに関しては、今日はちょっと別のチーズを試してみたいという気分だった。新しいチーズを試すときには、いつもチーズ屋の店主にそのチーズについて話を伺うようにしている。

購入するチーズについて知れば知るほどに愛着が沸き、美味しさも増すように思えるのは気のせいだろうか。おそらく気のせいではないだろう。

来週の水曜日からロンドンへ出かけるため、次回チーズ屋に立ち寄るのは再来週になるだろうか。チーズ屋の店主に挨拶をし、私はチーズ屋を後にして自宅に向かった。

今日は自宅からゆっくりと大学キャンパスまで歩き、その足で街の中心部を散歩していると、なんやかんやで一時間半ぐらいの時間を歩いていたことになる。とてもいい運動だ。

歩くことは私にとってなくてはならないものである。それは単に健康を維持するという以上の意味がある。

今週の金曜日にはNieuwe教会でオルガンコンサートがある。夕方から始まるコンサートの前にクリーニング屋に立ち寄り、お願いしていたコートとマフラーを受け取る。

金曜日も運動がてら散歩を楽しみたいと思う。今日の出来事を振り返っていると時刻は夕方の六時を迎えた。就寝までまだ十分な時間があるので、これからまた探究活動に励みたいと思う。フローニンゲン:2018/6/11(月)17:55 

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