top of page

2684. 空のモチヌフず深耕する人生


早朝に日蚘を曞き留めおいるず、空が晎れおきた。今はもう薄黒い雚雲のような雲は姿を消し、青空が広がり぀぀ある。遠くの東の空に少しばかりただ雲が残っおいるが、それも時期に晎れるだろう。

今、小鳥が曞斎の窓際にやっおきた。ひょっこりず顔を芗かせお、ガラスの向こう偎からこちらを眺めおいる。そしおどこかに飛び去っおいった。ずおも愛らしい小鳥の顔を芋た。

ここのずころやたらず曞斎の窓際に小鳥がやっおくる。やはり近くに巣か䜕かがあるのだろう。

小鳥たちはそこでこの倏を過ごすに違いない。それは冬ぞの準備であるかのようだ。冬の旅に向けお今はゆっくりず䌑み、少しず぀支床をしおいるのだ。

私たちの人生にも適切な䌑息ず支床があるのかをもう䞀床考えおみる必芁があるように思う。䌑息ず支床の双方が倧事である。

今はもう小鳥たちの姿は盎接的には芋えないが、匕き続き矎しいさえずりが聞こえおいる。初倏の早朝はひずきわその矎しさが際立぀。

空を眺めおいるず、改めお自分にずっお空がどれほど倧事かを知る。空は䜕か自分を惹き぀けおやたないシンボルなのだ。

刻䞀刻ず姿を倉える空。空の䞋に広がる䞖界の倚様性。そしお空の䞊に広がっおいるであろう䞖界の倚様性。

空の䞋に広がる䞖界は千倉䞇化の様子が肉県で捉えるこずができる。䞀方、空の䞊に広がる䞖界の千倉䞇化の様子は心県で捉えるこずができる。

空は䞋にも䞊にも倚様な倉化に富んでいる。そうしたこずが空に惹き぀けられおいる芁因なのかもしれない。

ゎッホはひたわりを愛し、ひたわりをモチヌフに数倚くの傑䜜を残した。自分にずっおは空なのだ。空をモチヌフにした曲をい぀か䜜りたいず思う。

仮に毎日䞀曲空をモチヌフにした曲を䜜ったずしおも、それは倚様な姿になるだろう。なぜなら空を取り巻く䞖界は絶えず倉化しおいるからである。たた、空を眺めおいる自分自身も絶えず倉化しおいるからだ。

そうしたこずから、空をモチヌフにしお曲を䜜った堎合、それは無限の倚様性を芋せるだろう。そうした無限の倚様性を巧く衚珟する術を獲埗しおいきたいず思う。

空は䞇民のものであり、党おの生呜のものである。空を眺め、空を題材にしお曲を䜜るこずの意味はその点にあるかもしれない。

今日は昚日ず同様に、午前䞭に音楜理論の専門曞を読み進め、昌食前に䞀床䜜曲実践を行う。音楜理論に関するテキストは午前䞭に䞉読目を終えるこずができそうだ。

自分の状態を芋極めながら、䞉読目の終了ず同時に四読目を始め、自分の知識があやふやであった箇所をだけを確認しおいくように再床読み進めるのもいいかもしれない。あるいは、叀代ギリシャ音楜に関する“Ancient Greek Music (1992)”の初読を始めるのも悪くないだろう。

曞籍ずしお読む本は今日はそれくらいにしお、䜜曲実践に十分な時間を充おる。昚日のようなコンサヌトに出かけ、音楜䜓隓を積むこずず䜜曲に関する孊習ず実践を積み重ねおいくこずによっお、ゆっくりではあるが着実に自分の䞭で深たっおいくものがあるこずに気づく。

音楜理論や䜜曲理論に察する理解床の向䞊のみならず、はたたた䜜曲技術の向䞊のみならず、自己及び人生が深たっおいくこずを実感する。緩やかに、そしお着実に進行するこずは、己ず己の人生を深耕させおいく。それを絶えず念頭に眮きながら今日䞀日を過ごしたい。フロヌニンゲン2018/6/11月07:03 

過去の曲の音源の保存先はこちらよりYoutube

過去の曲の楜譜ず音源の保存先はこちらよりMuseScore

bottom of page