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2676. さざ波のような転調に向けて

July 13, 2018

今日の早朝は雨が断続的に降っていたが、昼前から晴れ間が広がり始めた。今は夕方の五時を迎え、太陽が姿を見せており、西日を地上に照らしている。

 

今日も静かに、そして充実した形で過ぎ去っていく土曜日であった。先ほど一週間分のカレーを作り終え、過去の日記の編集も済ませた。

 

これから夕食までの時間に作曲理論に関する専門書の続きを読み進めていきたい。夕食後からは本日二度目の作曲実践を行う。

 

今日は午前中にすでに一曲を作った。その際はバッハに範を求めた。

 

ここ数日間はあえてバッハから離れ、モーツァルトやショパンの曲を参考にしていた。今日参考にしたバッハの曲は参考にするのが意外と難しく、思っていた以上に時間がかかった。結局二時間半ほどの時間をかけて一応の形となった。

 

その際に作った曲は繰り返しも含めて二分以内のものである。私にとってはそれでも十分に長い曲だ。

 

とにかく一分間、もしくは一分半以内の短い時間の曲の中で、自分が表現したいと思うことを十分に形にしていくことを意識したい。短い詩のような、短歌のような、はたまた俳句のような曲をとにかく大量に作っていきたい。

 

主題がごちゃまぜになることを避けるためにも、短い曲を作っていくことが大切だ。さらには、これから数年間は修練の時期であるから、短い曲を作る中で様々なことを試したいと思う。

 

事前に仮説を立て、それを検証するかのように一曲一曲を作っていく。曲を作る過程の中でも仮説検証を含め、あれこれと試行錯誤をしていく。そうしたプロセスを経ながら作曲実践に励むことによって、見えないところで徐々に作曲技術の力が磨かれていくだろう。

 

私はむしろ学術機関で音楽に関するトレーニングを受けなかったことを有り難く思う必要があるかもしれない、と最近よく思う。ゴッホを見てみよう。ゴッホの辿った軌跡を追いかけていくと、学術機関でのトレーニングなどそれほど必要でないように思える。

 

ただし必要なことは、何よりも自らの内側に表現したいと思う強烈な主題を持つことであり、同時にその主題を形にするための固有の手法を自ら構築していくことだ。どんな偉大な作曲家も既存の作曲手法を超えて、自らの固有の主題を表現するための独自の作曲手法を獲得していたことに注目しなければならない。

 

モーツァルトの変奏曲を聴きながら、改めて短い曲を作っていくことの意義を昨日感じていた。ピアノソナタなどの長い曲には手を出さず、ここから数年間はとにかく大量に短い曲から学びを得ていく。

 

その中でも、ここ最近少しばかり試したいことが幾つかある。一つには、曲の中で小刻みに転調を適用することだ。

 

イメージは、一つの曲の中で転調のさざ波を生み出していくというものである。この着想をふと得たのは、先日にウォルター・ピストンのハーモニーに関する専門書を読んでいた時だ。

 

これまでは八小節の区切りで転調を適用させていたが、例えば、実験的に地球を一周するかのように、五度圏を全て一つ一つ辿るように短い小節の中で転調させてみることを試してみたい。

 

一分や一分半の短い曲の中では、それが難しいかもしれないが、仮に48小節あれば、四小節ごとに転調させれば12の調を辿っていくことができる。仮に長短合わせて24の調を辿るのであれば、二小節ごとに転調しなければならず、それは少しやりすぎだろうか。

 

12の調を全て辿らないにせよ、長短を織り交ぜたりすることも含めて、小節の短い区切りの中で転調を活用してみる実験を近々してみたいと思う。フローニンゲン:2018/6/9(土)17:30 

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