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2669. フローニンゲンでの音楽体験とデッサンについて


早朝には太陽の姿が見え隠れしていたが、午前中も半ばを過ぎると、急に陰りがちな天気となった。昼食を摂り終えた今も空は薄い雲で覆われている。そのおかげもあってか今日はとても涼しい。

書斎の窓を開けていると、爽やかな風が時折流れ込んでくる。明日は天気が崩れるため、先ほどスーパーで買い物を済ませてきた。

今日が平日だと思えないような穏やかな雰囲気がフローニンゲンの街に立ち込めている。落ち着きのある時間の流れ。そしてゆとりのある空間。

こうした時間と空間の中で日々を過ごすことは、今の私にとってどれだけ大事なことか。落ち着いて自分の探究活動や創造活動に従事するためにはこうした環境がとりわけ不可欠となる。

ふとスケジュールを確認すると、明後日は街の中心部にあるルター教会でバッハのアンサブルコンサートがある。これは以前から楽しみにしていたコンサートであり、いよいよそれが明後日に迫ってきた。

ルター教会は行きつけのインドネシア料理店の近くにある。コンサートの開始は15時であるから、日曜日も午前から十分に仕事に取り組み、その後でコンサートに足を運びたい。

昨年の年末はピアニストのマリア・ ジョアン・ピレシュがフローニンゲンにコンサートにやってきて、幸運にもそのコンサートに参加することができた。今年の秋にはフローニンゲンを象徴するマルティニ教会でバッハのパイプオルガンのコンサートがある。

ルター教会での今回のコンサートを含めて考えると、こうした音楽体験が豊富に近くにあることには感謝をしなければならないだろう。明後日のコンサートが今から楽しみである。

午前中にふと、過去作曲した曲を聴いていると、冷風と同時に霊風のイメージが喚起された。この世界には両者の風が吹いている。自分の内側にそれらの風が吹き抜けていったことを感じた。

ちょうど数日前に、メキシコに留学していた友人とカフェで話をした時、平壌とワルシャワの雰囲気には似たものがあると聞いた。私は平壌には行ったことがないので二つの都市の雰囲気を比較することはできないが、ワルシャワにはこの春に訪れたばかりであるため、その比較を聞いてみると、平壌の雰囲気が体感を通じてイメージできた。

先ほど自分の内側を通り抜けて行った二つの風は、平壌とワルシャワの街に特に合致するような感覚質を持っていた。

このところ内的感覚をデッサンすることが完全に習慣となった。今朝も起きてすぐにデッサンをしていると、ふとデッサンで奥行きを表現していくにはどうしたらいいのだろうかと考えた。

これまで自分が描いたデッサンを眺めてみると、どれも平面的である。二次元的なデッサンから三次元的なデッサンにするための技術を習得したいと思った。これは俗に言う遠近法を活用した技術なのだろうか。

そもそも抽象的な内的感覚をデッサンしているため、それは物質的ではないために影を付けることは難しいのだが、描いたものに影を付ける工夫をすることによって奥行きを表現できるかもしれない。

このあたりについても独学で色々と学んでみようと思う。デッサンに関しても作曲に関しても、奥行きを表現することができればと思う。

これが実現されれば、そもそも音楽には時間が内包されているために、四次元的な表現が実現されることになるだろう。究極的にはこの四次元を変幻自在に変容させたり、n次元の世界まで表現できればと思う。そのようなことを思いながら昼食後の仕事に取り掛かることにする。フローニンゲン:2018/6/8(金)13:24 

No.1058: The Moonlight on a Wheat Field in the Early Summer

A fresh wind is blowing in a wheat field, and the moon is shedding the light on the field, though it is noon. Groningen, 08:53, Tuesday, 7/10/2018

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