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2628. 雷雨近づく夕方に


今の気温はなんと31度を越した。これは北欧にほど近いフローニンゲンにとってみれば異常な気温である。

時刻は夕方の四時を迎え、当地において一番気温が高い時間帯に入った。太陽が燦々と輝いており、夏の様子を呈している。

まさかこれほどまで気温が高くなるとは思ってもみなかった。天気予報を再度確認してみると、今から数時間後には雷雨に見舞われるようだ。

熱せられた地面に雨が降り、夏の晴れの日に雨が降った時に発せられる固有の香りが想像される。

今日は五時過ぎに起床して以降、旺盛な読書を行い、同時に日記を幾つか書き留めてきた。日記に関しては今日はそれほど書いていないが、今日はすでに二曲作った。

当初の予定ではバッハの曲に範を求めようと思ったが、結局まずはバルトークに範を求め、少し休憩をとってからモーツァルトに範を求めた。現在参考にしている曲はモーツァルトが六歳の時に作ったものであり、その曲を眺めていると、やはりモーツァルトの才能は傑出していたのだと思わされる。

しかし、以前にも書き留めていたが、モーツァルトと言えどもやはり六歳の時の作品はまだまだ未洗練だと言える。私はあえてそうした未洗練の曲から学び始め、モーツァルトの作曲家としての発達過程を辿るかのように、徐々に洗練された技術を学んでいく。

燦然と輝いていた太陽が突然曇りだした。そして、空がゴロゴロと音を立て始めた。いよいよ雷雨がやってくるようだ。

午前中に、小林秀雄氏の全集『ゴッホの手紙』を読み終えた。ゴッホについてはもう何も言うことはない。

一人の表現者として、そして最後の最後まで自分として生きたゴッホに多大な敬意を払っている。ゴッホの研究を進めていきたいという気持ちが再燃する。

あえて「研究」と書いたが、これは文字通り「研究」だ。ゴッホが残した全ての手紙と全ての作品のイラストが収められた全六巻の全集をこの夏に必ず読み通す。

それほどまでにゴッホの存在は私を捉えてやまない。オランダに三年間もいるのだ。その意味は自分が一番知っている。この一年間はゴッホをより深く知り、それを通じて自分をより深く知ることを行っていく。

作曲家については誰の研究をする必要があるだろうか。モーツァルトだろうか、それともベートーヴェンだろうか。バッハに関しては文章としての資料が少なく、それが非常に残念だ。

モーツァルトとベートーヴェンについてはすでに文献を幾つか揃えているのだから、それらを元に彼らの研究をしていこうと思う。文献を通じて、そして何よりも彼らが残した楽譜を通じて二人の偉大な作曲家に迫っていく。

欧州での三年目の探究の主眼は芸術と人間発達以外にない。それに付随した領域として意識の形而上学と美学がある。欧州にあと一年人生のこの時期に残れるということがどれだけ貴重で幸運なことかを考えなければならない。とにかく旺盛な探究をこの一年進めていく。

空が完全に曇り、いよいよ雷雨がやってくるだろう。先ほどから空がゴロゴロと鳴り響いている。小鳥たちはどこかに身を潜めてしまっている。

ちょうど先ほどシュタイナーが音楽について論じた、“Music: Mystery, Art and the Human Being (2016)”を読み終えた。シュタイナーが色彩について論じた、“Colour (1992)”に引き続き、本書はとても洞察に溢れていた。

これら二つの書籍は折を見て何度も読み返す良書である。繰り返し読むために目に付きやすいところに置いておいた。ここからは森有正先生の日記を少しばかり読み、学会発表のプレゼンに向けた予行練習を行う。フローニンゲン:2018/5/29(火)16:36 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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