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2626. ヴァン・ゴッホ美術館と国際ジャン・ピアジェ学会に向けて


薄い雲に覆われた落ち着いた朝。いつも以上に小鳥たちが鳴き声を上げており、その様子は大合唱のようだ。

空に雲が覆われているため、今朝は朝日の光が街に降り注いでいない。それにしても昨日は随分と気温が高かった。

思い返してみると、つい二週間ほど前は寒いことに対して嘆いていたが、ここに来てこの気温の高さを嘆くような自分がいる。人間とは身勝手なものである。

しかしどうやら今日は曇りであり、午後から雨が降るようであるから、幾分過ごしやすい気温になるだろう。天気予報を見ると、今日か明日は雷を伴う雨が降るらしく、ここ最近の天気の様子を見ているとそれもうなづける。

雷が来そうな晴れの日であると自分の感覚が伝えている。今日は昨日よりも風がなびいている。目の前に見える街路樹の枝と葉が波打つように風に揺られている。その揺れは決して激しくはないが、とても小刻みだ。

今日は早朝にまずプラトン全集を読み進めていく。1800ページの全集のうち、ようやく500ページまで到達した。今日は“Phaedrus”の章を読み進めていく。

当該箇所を読み終えたら、次にシュタイナーの“Music: Mystery, Art and the Human Being (2016)”の続きを読み進め、今日中に本書の一読目を終えたいと思う。

先日シュタイナーの色彩論を読み、非常に大きな示唆をいくつも得た。それと同様に、本書からも音楽と人間存在の関係に関する洞察をいくつも得ている。本書は繰り返し読むべき本であり、まずは一読目を今日中に終えようと思う。

シュタイナーの書籍を読み終えたら、今度は小林秀雄氏の『ゴッホの手紙』の続きを読み進めていく。本書からも随分と刺激と励ましを得ており、今日中に残りの全てを読むことになるだろう。

なにせ明日はアムステルダムにあるヴァン・ゴッホ美術館に行くのであるから、本書は今日中に読み終えておく必要がある。ゴッホの作品を世界で最も所蔵しているこの美術館に三年振りに訪れる。

この三年の歩みを確認するかのようにゴッホの作品を眺める。ただ眺める。無心に眺める。

また、これまでの歩みのみならず、これからの歩みを確認するためにゴッホの作品を眺めたい。この美術館はギフトショップが充実しており、今回も何かしらの資料を購入したい。

昨日美術館のウェブサイトを眺めていると、「日本とゴッホ」と題したカラー写真入りの画集が販売されていることに気づいた。その他にも“Insanity”と題された画集もあり、それら二つの画集が特に私の関心を引いた。

現地に行き、直接自分の目で見てから購入する資料を確定したいと思う。画集を購入するために、今日の空いた時間にゴッホの全集”Vincent van Gogh - The Letters: The Complete Illustrated and Annotated Edition (2009)”を再度確認しておきたいと思う。

本書は全六巻にわたり、2200ページほどあるが、一通り中身を眺め、明日購入する画集と内容や構成に関して重複しないようにする。本当に明日が待ち遠しい。

明日からアムステルダムに宿泊し、明後日から国際ジャン・ピアジェ学会に参加する。私の発表は金曜日の最後の時間帯である。当日の発表に向けて、今日は午後から何回かプレゼンの練習をしようと思う。

自分が行った研究をプレゼンするため、内容に関しては自分が一番熟知しているのだが、それでも発表の時間が短いため、無駄なく確実に研究内容を伝えられるようにプレゼンの練習をしておくことが大切だ。

今回の学会は、ピアジェ派、新ピアジェ派、さらには新・新ピアジェ派を代表する研究者が何人も参加するため、彼らの発表をとても楽しみにしている。自分の中でまた何かが動き出すに違いない。フローニンゲン:2018/5/29(火)06:28 

No.1046: Another Sky

Today’s sky is transparent.

I’ll make a presentation for my research and complete the third master’s degree today. I convince myself that the sky would look different tomorrow. Groningen, 10:05, Wednesday, 7/4/2018

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