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2593. 音の神秘


小鳥の鳴き声が美しく響き渡っている。早朝から書斎の窓を開け、新鮮な空気と共に小鳥の綺麗な鳴き声が部屋の中に入ってくる。

今日は本当に天気が良く、雲一つない。爽やかな風が吹いており、街路樹の葉っぱが軽快な踊りを見せている。

街路樹の葉っぱはもう本当に立派になった。目の前に立っている街路樹はたくさんの黄緑色の葉をつけており、その奥にある街路樹はより濃いい緑色の葉をつけている。爽快な風が吹いた時、それらの葉っぱたちが一様に踊る姿は壮観だ。

今朝方、一つ一つの感情に宿る固有の色と形について思いを馳せていた。もの哀しいという感情には陽気さが持つ色や形とは別の色と形がある。また、もの哀しいという感情一つをとってみても、無数の色と形が存在していることがわかる。

一つの感情に固有の色と形を探り、一つ一つの感情の中に内包された多数の感覚についても意識を研ぎ澄ませていく。ちょうど早朝に以前作った曲を聴いていると面白い現象に出くわした。

ここ最近は、自分の作った曲を聴く際には必ずデッサンをしている。言い換えると、曲を聴きながら喚起される内的感覚を絵として表現する実践を行っている。

今朝この実践をしている時に、以前用いた三色の色と同じ色を選んで再びその曲から喚起されることを絵として表現しようとしている自分がいた。これはには驚き、少しばかり笑みが漏れた。

以前と同じ色の色鉛筆に思わず手が伸びた自分。ここには一つ深いテーマが横たわっているような気がする。

つまり、その曲が同一の感覚を引き起こしうる力を持っているかもしれないという点である。あるいはより一般的に、一つの曲はある固有の感覚を喚起しうるのではないかということだ。

しかしこれはそれほど単純な問題ではなく、ある曲から喚起される感覚が一つの固有のものであったとしても、おそらくそれをデッサンなど他の表現手段を用いて形にしてみると、形になったものには差異が宿りうる。

ここにはやはり、作品と聞き手の相互作用のようなものが隠れており、作品から聞き手への働きかけのみならず、聞き手が経験と感覚を用いて解釈を行うという作品への働きかけによってそうした差異が生まれるのかもしれない。

いずれにせよ、先ほど自分の曲を聴いている際に、同一色を選ばせるような固有の感覚がそこにあることに気づいたのと同時に、デッサンされた形が結局は異なっていたことからも、そこには差異が生まれていたことになる。自ら創造したものと再度向き合うことによって、新たな創造が芽生えるということは興味深い発見だった。

音楽の持つ力、ひいては音の持つ力についてはより探究を進めていきたい。曲を生み出すことによる治癒と変容、曲を聴くことによってもたらされる治癒と変容は、私にとって最重要な主題の一つである。

人々が自らの曲を作り、自らの曲を聴くことによって自己の囚われから解放されることはないだろうか。ここからは、治癒と変容をもたらす音の特性について真剣に探究を進めていきたい。フローニンゲン:2018/5/21(月)10:46

No.1030: A March of Little Birds

Today is the fifth day to stay in London. I’ll visit the Charles Dickens Museum and then the British Library to concentrate on composing music.

Today will be a precious step for my future work. London, 08:47, Sunday, 6/24/2018

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