top of page

2482. 夢の中の複雑なマンション


昨日は、ほぼ一日中暖房をつけていたように思う。夜は湯たんぽを使って就寝し、今朝もまた暖房をつけている状態で一日の活動を開始させた。

春がやってきたと思ったのも束の間であり、肌寒い日がこれからまだ続くようだ。今朝方見ていた夢について少しばかり思い出す。

夢の中で私は、街の中心にある大きなマンションに引っ越すことになっていた。最初私は、この街は欧州のどこかだと思っていたが、気づけば東京都内であった。

都心の駅近くにそびえ立つそのマンションは、外観が立派なだけではなく、中にある施設も充実していた。マンションの中には、レストランやスーパー、美容室などを含めて、そこで生活が完結してしまうような充実した施設が入っていた。

さらには、スポーツジムがいくつかの階に存在しており、プールは合計で10個ほど様々な階に存在しているようだった。そのマンションはおよそ35階立てであったから、スポーツジムとプールの数はかなり多いと思う。私は七階あたりに住んでいた。

引越しをした初日、エレベーターが極めて複雑なことに驚いた。端的には、うまくエレベーターを乗り継いでいかなければ、自分の部屋にたどり着けないような構造になっていた。

また、設置されているプールはその階によって混み具合が異なるということを聞いていた。それを教えてくれたのは、このマンションのスポーツジムで働いている係員だった。

引越しの初日、私はプールで泳ぐというよりもジャグジーを使って体をほぐしたいと思っていたため、どの階にあるジャグジーを使えばいいかをその係員に尋ねた。「二階のジャグジーは、今の時間帯はたくさんの勤め人が使っているので混んでいます。なので、四階のジャグジーを使うことをお勧めしますよ」と教えてくれた。

その教えに従う形で、私は四階に向かおうとした。だが、どのエレベーターも四階に到着するものはなく、エレベーターを使って三階まで行き、そこから三階の奥にある階段を使って四階に向かう必要があるようだった。

正直なところ、このマンションの高さはそれほどでもないのかもしれないが、各階の面積があまりにも広すぎると思っていた。三階に到着した後、私はすぐに迷った。

三階にも色々な施設が入っており、それを眺めながら歩くことには退屈はしなかったが、目的の階段に一向に着く気配がなかった。私はあるところで来た道を引き返し、ジャグジーに入ることを諦め、自分の部屋に行くことにした。

ここでもまた、すぐに自分の部屋のある階に行くことはできず、一度一階に行き、そこから自分の部屋がある階に止まるエレベーターに乗る必要があった。一階に到着すると、自分が乗るべきエレベーターが少し離れたところにあると気づいた。そのため、目的のエレベーターに向かうことにした。

すると、右手にカフェがあるのが目に入った。特に喉が渇いているわけでも、お腹が空いているわけでもなかったが、私は引き込まれるようにそのカフェに入った。カフェの店内は落ち着いており、とても良い居心地をそこに感じた。

空いているテーブルを探そうとしていると、一つのテーブに三人の男女が何やら真剣に勉強をしている姿が目に入った。一人の女性と二人の男性は、皆一様に三十代後半ぐらいの年齢だった。

彼らはどうやら英語で経営学、金融、企業法などを学んでいるようだった。このカフェが私を引き込んで行ったのと同じように、彼らの勉強している姿が私を彼らの方に引き込んで行った。

彼らに近づいてみると、そこでなされているやり取りが色々と聞こえていた。私は注意深くそれを聞いていた。

しばらくそのカフェで過ごした後、私は自室に戻ろうとして再びエレベーターに向かった。ちょうどカフェから外に出た時に、最初の会社でお世話になっていた二人の女性の上司と遭遇した。

上司A:「あら、偶然。心身の状態は大丈夫?」

:「本当に偶然ですね。ええ、お陰さまで心身の状態は良好です」

上司A:「それは良かった。ここに引っ越してきたら、また元気に働けそうね」

:「ええ、そう思います・・・」

二人の上司に遭遇できたことは喜びであったが、どうやら私は心身の状態を崩していたらしく、再び会社で元気に働けるかどうかは正直全く確信が持てなかった。むしろそれは、実現されえぬことだという思いが強く自分の中にあった。

事実、私はその時会社を辞める決心をしていたように思う。カフェで偶然出会った上司から逃げるかのように、私は二人に別れの挨拶をし、マンションのエレベーターの方に歩き出した。そこで目が覚めた。フローニンゲン:2018/4/28(土)08:08

No.994:Rhythmical Vibrations of Our Souls

The sky is crystal-clear in the early morning, and I can hear beautiful twitters of birds.

Listening to them, I can feel as if my soul vibrates rhythmically. Groningen, 09:07, Tuesday, 5/22/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page