top of page

2471. 静寂への道


今朝は六時半前に起床した。昨日と似たような薄い雲が空を覆っている。ただし、風は昨日に比べて随分と弱い。目の前に見える街路樹を見れば風の強さが分かる。

一本一本の街路樹が静かにその場にたたずんでいる。今朝も昨日同様に気温が低く、昨夜から部屋の暖房をつけっぱなしにしておいた。五月を迎えようというのにまだ暖房が必要なことには驚かされるが、これは昨年もそうであったと思い出す必要があるだろう。

早朝にいつもと同じように一日分のお茶を入れた。ティーバッグに付けられたタグを眺めると、「自己の最大の実現は静寂に至ることである」という言葉が付されていた。

その言葉が意味することは、ここ最近私が考えていたことにも合致している。静寂さに至るということ。これがいかに難しいことか。

とりわけこのような現代社会の中で生きて行くに際して、その実現がどれほど難しいかは容易に想像がつくかと思う。だが一方で、自分の自己が確かに静寂に向かって少しずつ歩みを進めているのも分かる。

ブダペストに滞在中、自己が静寂ではなかった瞬間、つまり不要な焦りや動揺を抱えていた瞬間があり、それがとても強く印象に残っている。確かにそれは自己の未熟な点を指摘しているが、同時に、今の自分が少しずつ静寂に向かっていることも示唆している。

今朝も静かな雰囲気が辺りを包んでいる。六時半前に起床した時には、すでに辺りが明るかった。小鳥の美しいさえずりがどこからか聞こえて来る。

私は朝のこの時間帯が最も好きだと言えるかもしれない。なぜなら、自己が静寂に包まれ、さらなる静寂に向かって歩みを開始する時間帯だからだ。

今日は論文の執筆を前に進めていこうと思う。昨日一日はあえて論文から距離を置き、一日ばかり文章を寝かせる時間を設けていた。

今日は午前中に協働プロジェクトの打ち合わせがある。科学哲学に関する“Theoretical Knowledge (2005)”という専門書の一読目を完了させておきたいため、打ち合わせの後にそれに取り掛かることにする。

論文の本格的な執筆は午後から夜にかけてになるだろう。一日中論文を書くというよりも、数時間ほど論文の執筆に集中し、そうした日を何日間か継続させていこうと思う。

ここから数日間は、論文を数時間ほど書く日々になりそうだ。昨日の日記に書き留めていたように、魂が形になろうとする衝動に忠実になり、論文という形を残していく。

午後からの執筆では、“Method”のセクションを書き上げたいと思う。具体的には、今回の研究で用いる従属変数と独立変数の説明をし、今回の研究で適用した「標準化分散解析」についての十分な説明を盛り込んでいく。

前者に関しては、学習成果である完遂率、クイズスコア、テストスコアという従属変数がどのように算出されたのかを説明する。また、独立変数に関しても同様に、その算出方法について説明をしていく。

標準化分散解析については、数式の説明を盛り込む必要は今回の研究ではなさそうであり、ただしその手法のプロセスについては詳しい説明をしておく必要があるだろう。“Method”のセクションの執筆が無事に終わり、時間がまだ十分余っていれば、“Procedure”のセクションを書き始める。

これは明日に回しても問題は無い。論文に関しても焦ることなく、静寂の中で着実に執筆を進めていくことが大切だ。フローニンゲン:2018/4/26(木)07:11 

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page