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2435. 【中欧旅行記】ブダペストに到着


搭乗時刻は10分ほどの遅延があったが、ブダペストにはほぼ予定通りに到着した。リスト・フェレンツ国際空港からブダペストの市内までは電車が通っていないようだったので、シャトルバスに乗って市内の宿泊先のホテルに向かった。

バスの中から見える景色はワルシャワとはまた異なっていた。バスの窓から見える景色を形容するのが難しいのは、私が似たような景色を過去にあまり見たことがなく、ある意味これまで訪れた国々とは異なる雰囲気をハンガリーという国が放っているからだろう。

空港からブダペストの街の中心部に到着し、そこからまたバスを乗り換えた。どうやらブダペストはバスでの移動が盛んであるらしく、たくさんのバスが街中を走っていた。

乗り換えに関しても特に迷うことなく、目当てのバスに乗ることができた。宿泊先のホテルは街の中心部からバスで10分ほど行ったところにある。

街の中心部まで歩くと30分以上かかるが、中心から離れている分だけとても静かな環境だ。今この瞬間はホテルの自室におり、周りの環境は静かである。

ブダペストでも、ワルシャワのホテルと同じ価格帯のホテルに宿泊することにした。ワルシャワのホテルでは、毎日水のペットボトルを二本補充してくれ、ネスプレッソも毎日三つほど補充してくれるというサービスが付いていた。

一方、ブダペストのホテルでは価格帯は同じなのだが、そうしたサービスはない。だが、こちらのホテルには綺麗な浴槽が付いており、一階には室内プールとジャグジーがある。両方のホテルはどちらも一長一短があるようだ。

今日は昼の三時前にホテルに到着し、少しばかり仮眠を取ってホテルの自室でゆっくりしていた。久しぶりにテレビをつけ、世界のニュースを見たり、ナショナルジオグラフィックなどを視聴していた。

夕方、ホテルの自室に水がサービスとして付いていなかったので、近所のスーパーに買い出しに出かけた。ホテルから歩いてみてすぐに気づいたが、ワルシャワよりもブダペストの街並みの方が私の好みに合うようだ。

「ワルシャワでは暮らすことは厳しそうだが、ブダペストであれば暮らすことができそうだ」と直感的に思った。近所のスーパーに行く途中に大きな公園があり、その公園の脇にはバスケットコートとフットサルコートがそれぞれ何面かあった。

私は思わず立ち止まり、フットサルコートで行っていた子供たちのサッカー教室の様子をしばらく眺めることにした。小学校の低学年から中学年にかけての15名ぐらいのハンガリーの子供たちが、アフリカ系のコーチの指導のもとにサッカーの練習をしている様子に私はしばらく釘付けとなった。

コートの中にあるベンチには保護者と思われる人たちや通行人が腰掛けており、子供たちの練習の様子を眺めている。私はウォーミングアップとしてのシュート練習を見届けた後、一旦最寄りのスーパーに立ち寄り、水と夕食を購入した。

その後、再び公園に戻って来ると、今度はミニゲームが始まっていた。私は子供たちが無邪気にかつ真剣にボールを追いかける姿を眺めながら、自分の幼少期の頃を思い出していた。

昔の記憶に浸っていると、またフットサルをしたいという思いが蘇ってくる。贅沢ながら、バスケもフットサルも両方をまた始めたいという思いが今でも折を見て湧き上がってくる。

科学や哲学の探究、日記や作曲に加えて、バスケやフットサルも入れると贅沢過ぎなのだろうか。バスケやフットサルに関しては、正直相手はいらない。一人で自由に練習できる環境さえあれば満足だ。

それらの球技に加えて、水泳も行いたいという思いが最近高まっていることは以前の日記で述べていたように思う。バスケやフットサルに関しては、身体に負担がかかり過ぎるため、試合をするのではなく、ただ一人でシュート練習を毎日行いたい。

バスケやフットサルのシュート練習を黙々と行うことはある種の変性意識状態を引き起こすことを幼少時代の頃の経験から知っている。昔ふと、バスケットコートやフットサルコートのあるマンションに住みたいと思ったことがあった。

日本ではそういう物件がちらほらある。仮に一軒家を立てるのであれば、地下はそれらの球技がいつでも行えるような体育館のようにしたいと考えていたこともある。

一つの地域に定住することは随分と先になってからのことだと思うので、そんな家に住むことは当分先だろう。せめてプールが付いている居住地を今後は選びたいとふと思った。

ブダペストまで来て私は何を考えているのだろうか。子供たちの元気な姿を見ていると、こちらまで元気になってくる。ブダペストの夕方の風は心地良かった。ブダペスト:2018/4/17(火)11:46  

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