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2429. 【中欧旅行記】欧州三年目の旅行計画


そろそろ朝食の時間が近づいてきた。朝食を食べにレストランに行く前に、シャワーを浴びて外出の準備をしたいと思う。

今日は少しばかり雲があるが、夜までは晴れ間が姿を見せるようだ。日本食屋の店長の話によると、ワルシャワの気候はここ最近一気に春らしくなったそうだ。つい二週間前までは暖房を使っていたらしい。それはどこかフローニンゲンの気候と似ている。

昨日は本当に良い天気に恵まれた。どこか軽やかで滑らかな春の陽気がワルシャワの街を包んでいることを絶えず感じていた。

今日は少しばかり曇りがちの天気であるが、春の羽が自分の内側に存在しているような感覚が今日もしている。今日は朝食を食べた後、ポーランド・ユダヤ人歴史博物館を訪れ、その後にワルシャワ旧市街の辺りを散策したい。

店長曰く、この旧市街はこじんまりとしているそうだが、世界遺産にも登録されていることから、どのような雰囲気を持つ場所なのかこの目で確かめてこようと思う。それら二箇所を訪れたら今日はその他に足を運びたい場所はないため、川沿いを歩きながらホテルに戻ってきたいと思う。今日の夕食もまた店長の店にお世話になる。

欧州でもう一年生活することに決めてから、今回の旅のように、今年は欧州を中心にして様々な場所に旅行する機会を増やしたいと思う。以前にも言及していたように、私は頻繁に旅に出ることはせず、自分にとって一番落ち着く場所はフローニンゲンの自宅の書斎である。

しかし、欧州で三年目の生活を迎えることになった意味を考えると、その一つには今の生活地を拠点にして、様々な場所に旅をすることを促されているように思ったのである。日本や米国で生活をしていると、どうしても欧州は幾分遠く感じる。

欧州にいる間には、ぜひとも地の利を活かして様々な国や地域に足を運びたいという思いを新たにした。米国に戻る話が立ち消えてから、すぐに私は今年の大まかな計画を立てた。

それは旅行に関する計画である。ここから七月まではフローニンゲンの大学の二年目のプログラムを修了するために時間を使いたいのと、日本企業との協働プロジェクトを引き続き前に進めていくことに時間を使いたい。

そのため、次に旅行に行けるのはもうしばらく後のことになる。今のところの予定では、七月の末か八月の上旬にスウェーデンとフィンランドに訪れたい。昨年の夏にノルウェーを訪れ、北欧の自然に大きな感銘を受けた。

今年の夏に北欧を訪れる際には、できるだけ自然が豊かな場所に宿泊したいと思う。アイスランドにも訪れたいと思っていたのだが、夏の旅行にアイスランドを含めるかどうかは検討中である。

そこから九月末あたりにデュッセルドルフに住むドイツ人の親友のところにお邪魔したい。以前から快く招待をしてくれていたのだが、なかなか時間を取ることができず、欧州でもう一年暮らすことができるようになったことに伴い、ぜひとも親友の所に遊びに行きたいと思う。

彼と会うのは10年振りであり、彼の奥さんと二人の子供に会うのが今から楽しみだ。彼は名門の経営コンサルティング会社に勤めていることもあり、仕事が忙しいであろうから、とにかく彼の予定に合わせるようにしてデュッセルドルフの自宅にお邪魔させてもらう。

デュッセルドルフの帰りにはボンに立ち寄り、そこで数日ほど宿泊する。ボンはベートーヴェンが生まれた場所であり、ぜひベートーヴェン博物館に立ち寄りたい。

今年は年末年始に日本に帰ることをせず、年末年始はイタリアとエジプトで過ごそうと思う。イタリアに関してはミラノには行かず、今回はローマだけに絞り、その足でエジプトに数日間ほど滞在する。

そこから来年の春を迎え、ちょうど今ぐらいか三月末ぐらいにギリシャとトルコを訪れる。そして、それ以降に再びポーランドを訪れ、その時はクラクフとアウシュビッツに足を運ぶ。この際にはチェコのプラハにも滞在したいと思う。

そのような旅行計画を今のところ立てている。有り難いことに今の自分の仕事は世界のどこにいてもできることに加え、世界を旅しながらでも可能であることが今回の中欧旅行から分かった。

今回の旅行中は協働プロジェクトに関する仕事をあえてしていないが、日本との時差を考えると、宿泊先のホテルから打ち合わせをすることやその他の仕事を早朝に行うことは十分に可能である。欧州での三年目は旅を積極的かつ自然な形で組み込むことによって、これまでの二年間以上に充実した年にしたいと思う。ワルシャワ:2018/4/16(月)09:05 

No.973: A Tender Feather

Today is like a tender feather. It is not a wing but like a cotton. Groningen, 08:27, Sunday, 5/6/2018

 
 
 

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